このブログは、慶應義塾大学メディアコミュニケーション研究所の金正勲ゼミのメンバーによるブログです。

金曜日, 6月 30, 2006

重要

皆さん、これからは何があっても言い訳しないようにしてください。少なくともゼミ生活の中では。人間は言い訳を口に出した瞬間、弱くなります。言い訳する人に「進歩」はありません。

NewsClipping

遅れました、すみません!

“商社「アニメで稼げ!」 有望作品囲い込み、輸出強化 ファンド設立、積極投資”(6月28日読売新聞)

でいきます。

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/ghibli/cnt_eventnews_20060628c.htm


現在テストで大変な目にあってます。。

語学落とすとか絶対に避けたい事態なので、なんとかしたいです。。

でも、テストは火曜日の1限と5限です。。

レポートもたまってます。

これはいけない事態です。

ということで、がんばりましょーう。

木曜日, 6月 29, 2006

ニュースクリッピング

一応木曜日なのでアップしておきます(一番乗り?)。

毎日新聞 6月27日 毎日21世紀フォーラムから:空前のブームの中「脳と創造性」を考える

やっぱり今流行りなんでしょうか。

書店にも村上隆さんの本が並んでいたり、右脳を鍛えるドリルがあったり…

流行ってすぐ廃れちゃう感じもしますが、どうなることでしょう。

水曜日, 6月 28, 2006

カルティエ現代美術財団 コレクション展


火曜日に東京都現代美術館で開催されている、
「カルティエ現代美術財団 コレクション展」
に行ってきました♪

で、すんごい面白かったです。
現代アートはあまり好きじゃなかったんですが、今回の体験は目から鱗でした。今の芸術はただ見るだけの昔の絵画や写真とちがって、立体と空間と動画などを駆使して、観る側を美術作品の中に取り込み、対話させるようです。そのように感じる作品ばかりでした。

作品はどれも巨大で、立体で、「??」なものも多々ありました。映像から写真、家、飛行機、はしご、目玉のボール、長いテーブルに人形にマイク、などなど雑多なものが入り混じり、脳天を直撃☆ってかんじです。

もし機会があれば、ぜひ一度行ってみてください(といっても7月2日までですが・・・)

駅から歩くのが難点ですが、めげずにテクテク歩くと出会えます。
といっても美術館はどこもそんなかんじなので諦めるしかありませんがw

明日DMC産業論ゲスト-中村 伊知哉氏

明日のDMC産業論では、スタンフォード日本センター研究所長の中村 伊知哉氏に「デジタルの自分を考えてみる」についてお話して頂きます。貴重なチャンスです!

■■■■■■■■■授業の詳細■■■■■■■■■
「デジタルの自分を考えてみる」
中村 伊知哉氏(スタンフォード日本センター研究所長)
日程:6月28日(木)13:00-14:30
場所:慶應大学三田キャンパス東館6F7F
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

中村さんの略歴1961年生まれ、京都市出身。京都大学経済学部卒。在学中はロックバンド"少年ナイフ"のディレクターなどを務める。84年郵政省入省。電気通信局、放送行政局、登別郵便局長を経て、通信政策局でマルチメディア政策、インターネット政策を推進。93年からパリに駐在し、95年に帰国後は官房総務課で規制緩和、省庁再編に従事。98年郵政省を退官し、(株)CSK特別顧問に就くとともに渡米、MITメディアラボ客員教授に就任。2002年9月から現職を兼務。経済産業研究所コンサルティングフェロー、(社)音楽制作者連盟顧問、NPO「CANVAS」副理事長を兼務。著書に『インターネット,自由を我等に』(アスキー出版局)、『デジタルのおもちゃ箱』(NTT出版)など。http://www.ichiya.org/

小林祐子さんのResume

1.要約
右脳と左脳の働きの違い
左脳は順序良く推論し、詳細の分析能力に秀で、連続的に処理し、文字通りの解釈をする。
(連続的、逐語的、機能的、分析的)
右脳は総括的な思考をし、感情の表現の理解に優れ、文脈、全体像の把握、を扱う。
(比喩的、美的、文脈的、統合的)

左脳主導思考から右脳主導思考へ
右脳は左脳に比べていくらか劣っているという誤解が存在しているが、それは誤りである。

今までは右脳主導思考よりも左脳主導思考の方が高く評価されてきた。
しかしの状況もかわりつつある。これまで軽視され、顧みられないことが多かった右脳型の能力、芸術的手腕・他人との共感・長期的視野・超越したものを追及する能力、が重要視されてきている。

⇒なぜこのような変化が起こってきているのか?

変化の原因
原因は豊かさ、アジア、そしてオートメーションにある。
①豊かさ
社会・経済・文化生活の「豊かさ」
⇒物がひしめきあった市場の中で、美しさや精神性、感情といったものに、より大きな価値が見出されるようになった

②アジア
ナレッジ・ワーカーの登場
⇒彼らに出来ないようなレベルの仕事(右脳型能力による仕事)をする必要性が出てくる

③オートメーション
機械により人間の左脳的能力による作業は代行されるようになってきている
⇒機械に代行出来ない能力、右脳型能力が必要になってくる

「コンセプトの時代」の到来
1 農業の時代
2 工業の時代
3 情報化の時代
そして今日、「情報化の時代」から「コンセプトの時代」へ

「情報化の時代」を引っぱってきた「左脳的」能力は今後も必要だが、これからの世の中で大きく飛躍できるかどうかは「右脳的」な特質が重要な要素となってくる。

2.感想
自分もこれからの時代はこういう考え方が重要になると思う。しかし、これは日本人が一番苦手とする考え方だと思う。 でも理論や理屈で解決しようとすることがビジネスで、感性や感覚はなおざりにしてきた。いや否定してきたとさえ言えるかもしれない。 それを知っていて訳者、大前研一氏は警鐘の意味で絶賛しているのかもしれないが、そういう背景のある日本のビジネス界に刺激を与えるほどのインパクトは感じられない。こういうことを感じて理解している人にはとても刺激に なる本だと思うし、この本に書かれていることは今後のビジネスで、 重要なことだと思う。ここに書かれている事を理解しなければ、日本のビジネスはいつまで経っても世界をリードするような新しい考え方を発信することが出来ないだろうと、思った。

3.議論
・「コンセプトの時代」の次には何がやってくるのか?

原祐貴子さんのResume

<概要>
個人の豊かさ+技術力の向上(オートメーション、光ファイバーケーブルの普及)+世界の密接化(安い労働力)→→これまでとは違った能力を身につける必要性。
「左脳主導主義思考」の重要度は低下。
・人々が物質的豊かさのみならず感情面を重視する。物事の意味を追求するようになった
・ルーチ―ン・ワークの大部分は途上国で安いコスト(人件費)で行われるようになっている。
・一連の規定作業や反復的手順に分割できる仕事、処理能力しか必要としない仕事
→→機械にやらせればいい! 成績≠成功・幸せ

これからの「コンセプトの時代」に必要な能力
=ハイ・コンセプトな能力やハイ・タッチな能力。
・左脳主導思考に加えた右脳主導型思考が必要な時代。
(全体像をとらえる能力、創造力、共感できる能力、直観、パターン認識)
・六つのセンス(感性):(デザイン、物語、調和、共感、遊び、生きがい)
・アイディアと勇気、行動力、多くの人の意見を聞いて自分の考えをまとめる能力 
・目的・意義を追求する能力

<参考>
・日経新聞6月22日 外国人のMBA取得者の受け入れを拡大。
「外国人受け入れを検討する副大臣の作業チームは21日、経営学修士MB取得者やソフト開発に従事する専門技術者の受け入れ拡大を促す提言をまとめた。認定要件の緩和で日本に滞在しやすくする。(略)」
→→これまで議論にあがっていた介護師のみならず、技術面でも外国からの安い労働力の輸入が今後ますます進むのだろう。
・日経新聞6月22日 kDDIが海外で企業向け高速データ通信。
「KDDIは21日、海外で企業向けの高速データ通信サービスを始めると発表した。(略)」

<問題意識>
事実、労働力の輸入や海外への仕事依頼は増えてきている。
私たちは左脳主導思考型人間になるための教育、環境のもとでこれまで育ってきた。
しかし今になってそれだけは足りない、との見方が強まってきている。右脳思考を鍛えるために私たちは具体的に何をすべきなのだろうか。机上での学習ばかりを重要視しがちな私。柔軟な思考、発想をする訓練をどのようにしていけばよいのだろうか。ユーモアは潜在能力なのか、六つのセンスを確実に身につけたい。
“右脳を鍛えるソフト“ や ”センスを磨くソフト“ なんてものが今後流行るかも?
(そんなものがあれば自分も買いたい。)

生井梓さんのResume

■■概要■■
 左脳・右脳はそれぞれ異なった機能を持っている。左脳は論理的思考や連続性、文字通りの解釈、分析を得意とし、右脳は統合、感情の表現、文脈や全体像の把握を得意とする。これからは、芸術的手腕、他人との共感、長期的視野を持ち、超越したものを追及する能力、つまり右脳主導思考が重要になってくる。その原因は「豊かさ・アジア・オートメーション」であり、それによって左脳主導思考の相対的な重要度が低下、右脳主導思考の重要度が増したからである。
 「理論的、そして分析的知識を吸収し、それを適用して行く能力」に優れているナレッジ・ワーカーによって推進されてきた情報経済は、多くの先進国における生活水準を高いレベルにまで押し上げた。その結果、それほど合理的ではなく、右脳的感覚に訴えるもの、美や精神性、感情といったものにより大きな価値が見出されるようになったのだ。そして現在、アジアの国々が安い働き手を生み出し続けており、ホワイトカラーが従事する左脳型のルーチン・ワークはこういった人々にアウトソーシングされつつある。先進国のナレッジ・ワーカー達は、海外の安い働き手には出来ないような新たな能力を身に着けなくてはならない。また、オートメーションによって、左脳的なルーチン・ワークはコンピューターがするようになってきている。つまり、左脳型の職業に就く人達は、機械が安く、迅速に、上手にこなすことが出来ないような能力を新たに身に付けなくては淘汰されてしまうのだ。
 次に、これまでの時代の変化を考えてみると、農業の時代、工業の時代、情報の時代、と移り変わってきた。この情報の時代で中心的な役割を担ったのが「左脳主導思考」に熟達したナレッジ・ワーカーである。そして豊かさ、アジア、オートメーションという3つの要因が浸透した結果、これからは「右脳主導思考」の人々が中心となる「コンセプトの時代」がやってくる。もちろんここでも「左脳主導思考」が不可欠ではあるが、それだけでは十分でなく、左脳主導思考に加えて新しい全体思考が必要になる。
 このコンセプトの時代に、私達は、芸術的・感情的な美を創造したり、関連性がないようなアイディアを組み合わせて斬新な新しいものを生み出す「ハイ・コンセプト」な能力と、他人と共感したり、人間関係の機微を感じとれる「ハイ・タッチ」な能力を必要とするのである。そして、デザイン、物語、調和、共感、遊び、生きがいの6つの資質はそれを代表するものであり、この「6つのセンス」こそが、新しい時代に必要不可欠な感性だ。

■■感想・議論したい点■■
・これまで私は、情報の時代こそが最新の時代で、その中でどう上手く情報を取り入れたり、利用をしたりするかと言うことが重要なのだとばかり考えていたが、それは間違っていたという事に気が付かされた。それと同時にこのままでは社会から必要とされる人材になることが出来ないのでは?と焦りも感じた。

・コンピューターを作り出しているのは人間なのに、皮肉にも自分たちの作り出した機械によって人間は仕事を奪われている。しかし、人間の能力(左脳主導的な)を超越する程の機械作り出すことが出来るのだから、おそらく人間は、この問題を解決することが出来るのではないだろうか?(もしかしたら右脳主導思考のコンピューターもいつかは作り出せてしまうのかもしれないけれど・・・そうしたら人は何をすればいいのだろう。)

・訳者解説のところで大前氏が少し触れている内容とも関連するが、これから「コンセプト」の時代が本格的に始まったら、格差はますます広がって行く一方になるだろう。この本ではどうやったらM字型曲線の上にいられるかを述べているけれど、その前提には“M字型の底辺”にいる人達の存在がある。そんな時代の中で、上に行くことも確かに大切だけれど、そういう状況をどうしたら打破できるのか、ということも重要ではないだろうか。そうでないと、どんどん弱者切り捨ての世の中になってしまって行くのでは?

・左脳主導思考のルーチン・ワークを途上国に任せてしまうことによって、そして右脳主導思考の仕事を先進国の国々が進めて行くことによって、完全に世界が先進国に都合のいいように形作られ、固定化されて行ってしまうのではないだろうか。また、先進国からのアウトソーシングが、途上国国内での貧富の差を広げてしまうのでは?
(例えるならば、常に先進国が頭、途上国が足や手)

・(大前氏の解説に関して)「カンニングOK」社会への転換、という事が書かれているが私はこれは少し違うと感じた。確かに情報はいくらでも調べることが出来るし、多くの人の意見を聞いて自分の意見をまとめる能力や、壁を突破するアイディアや勇気を持つ事は重要だ。しかし、人間は自分の知っていることの範囲でしか結局は考えることの出来ないものだと思う。だから、より良く意見をまとめられたり、より良いアイディアを考えつくためにも、ある程度の知識の蓄積は欠かせないと思う。同じ情報を与えられた中で、どう良いアイディアを思いつくか、というのはやはり知識の差なのではないだろうか?

音田憲二君のResume

1、要約

★本書のTarget:
21 世紀にまともな給料を貰って、良い生活をしようと思っている人。

★時代の変遷:
・18 世紀 農夫の時代 (農夫)
・19 世紀 工業の時代 (工場労働者)
・20 世紀 情報の時代 (ナレッジワーカー)
・21 世紀 コンセプトの時代 (創造・共感できる人)
これからの世界は、「情報化の時代」のロジカルで直線的で、コンピューターのような能力を基礎に置いていた時代から、創意・共感、そして総括的展望を持つことによって、社会経済が築かれる時代「コンセプトの時代」になる。

★21 世紀のKeyword:
「豊かさ・アジア・オートメーション」
乗り越きる為に、右脳を鍛え「ハイ・コンセプト&ハイタッチ」な人間になる

★21 世紀を生き抜く為に必要な事:
■他の国、特に途上国に出来ることは避ける
■コンピューターやロボットに出来ることは避ける
■反復性のあることを避ける
→つまり「イノベーション、クリエイティブ、プロデゥース」がKeyword

★求められる感性(筆者が説く必要とされる資質):
1、機能だけでなく「デザイン」
2、議論よりは「物語」
3、個別よりも「全体の調和」
4、論理ではなく「共感」
5、まじめだけでなく「遊び心」
6、モノよりも生きがい
*本文中で何度も触れているが、「右脳だけ」が必要というわけではなく、当然「左脳」
と「右脳」両方が必要。「右脳で感じて、左脳で評価・再構成する」ことが大切。

2、感想
全体を通して面白かった。
しかし、終始展開される、「これから左脳偏重のビジネスは、人件費の安いインドや中国にアウトソーシングすれば良い。そして、私たち先進国(人件費の高い)の人間には、右脳的な資質が大切だ」という、考えには納得することが出来なかった。むしろ、中国とかインドは元々仏教の国であり、右脳的な思考に優れているようにも感じる。そして、非言語的な世界を右脳的な世界だとすると、日本、東洋世界の得意分野であると思う。

Part1の内容は、主に右脳の働きについてであったが、Part1でそこまで右脳の働きについて述べる必要性が感じられない。右脳に対する偏見があるのもわかるが、ここまで専門的(医学的)な話が続くと退屈してしまう。

大前研一が日本語版を出すにあたっての「訳者解説」を書いているが、これだけ読めば十分である気もする。(解説だから当然と言えば当然だが)

右脳的な思考が大切だということを日本人が理解して、左脳的な思考(ロジカルシンキング)が足りない(私の事)のに、「これからは右脳の時代だ」と言って早とちりしないようにしなくてはいけない。

会計士や弁護士と言った、これまでは憧れであった職業が憧れでなくなるような状
況になるというのは、非常に興味深いポイントであった。

3、 議論のポイント
・「デザイン力が大切だ!」と言っているわりには、そこまでこの本のデザインが優れているとは思えない。
→大前研一(これまでは左脳的な本をたくさん出している)の趣味?
・作者はどうして、脳の役割についてここまで詳しく記したのだろうか。
・インドや中国などのBRICs 諸国が、先進国並みに経済発展したとき、「右脳的思考」を
中心にやっていた、先進国はどうなるのだろうか?この分野でもまた、中国やインドに取っていかれるのだろうか?

青山貴行君のResume

<概要>
 ハイコンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代とは従来の情報社会において重要視されてきた左脳主導思考(論理的、逐次的)から右脳主導思考(感覚的、全体的)へとシフトしてきた時代のことである。そもそも過去150年を振り返ると、強靭な肉体と不屈の精神を持った工場労働者の大量生産による工業の時代。左脳主導志向を持つナレッジワーカーが牽引してきた情報の時代。そして右脳主導思考により、クリエーターや他人と共感できる人を中心としたコンセプトの時代の3つに分けられる。そして情報の時代からコンセプトの時代への転換を引き起こしたのは豊かさ、アジア、オートメーションという3つのキーワードである。先進国における過剰な豊かさが価値観の変化を生み、グローバリゼーションの進行により今までナレッジワーカーの仕事とされていたものが賃金の安いインドをはじめとするアジアにアウトソーシングされ、ルーティンワーク(ホワイトカラーの仕事までもが)は人間よりはるかに高速かつ正確に仕事をこなすことのできるコンピュータが担当するようになる。このような劇的な変化の中で生き残っていくためには、他人(コンピューター)との代替が不可能な右脳主導思考を有効に活用した仕事をしていかなければならないのである。

<感想>
 確かに筆者の主張とおりの変化が起きつつあると思う。しかし、この変化はもっとゆっくり、漸次的に進んでいくものではないだろうか?本文中にいくつかの例は示されているが、今すぐに全部のサッカーチームがお抱えの詩人を持つようになるとは思えないし、経営者が全員芸術家になるはずはない。それは10年後もそうだろうと思う。極端な例を出さずとも、この本に書いてあることは先進諸国の一部富裕層から中流階級の人々にしか関係のないことではないだろうか?コンセプトの時代が来るのは間違いないだろうけれども、一方で大量生産的な労働というものもなくならない。世界全体がコンセプトの時代になることで平均的に豊かになるのではなく。右脳主導思考を有効に活用することのできる一部経営者やアウトソーシングによって仕事を得ることができたアジア人が豊かになるのではないかと思う。依然としてアメリカが情報産業を握り(中身はインドになっていくのだろうが)アフリカをはじめとする発展途上国は貧しいままという状況はさして変化しないのではないだろうか?

<論点>
 この変化はどこまで影響を与えるのか(範囲)
 クリエーティブが求められる時代の教育について

佐田雅弥君のResume

第1部「ハイ・コンセプト(新しいことを考え出す人)」の時代

<要約>科学者たちの間では古くから「左脳こそが人間にとって必要不可欠な半球である」とし、右脳の重要性は否定され続けてきた。しかし、その見解は現在では正されなくてはならない。右脳は物事の「全体を捉える」能力にとても秀でており、その一方で、左脳は「詳細を読みとる」能力に秀でている。これからの時代には、従来から重視され(試験などで用いられ)、社会に恩恵をもたらしてきた「左脳主導思考」だけでなく、それに「右脳主導思考」を加えた、「右脳プラス左脳思考」というものが重要視されるのである。左脳主導思考によってもたらされてきた「豊かさ」は右脳主導思考の存在を要請した。豊かな時代では、合理的、論理的、そして機能的な必要に訴えるだけでは到底、利益を上げることが出来なくなったのである。また、単純作業では機械にその存在意義を取って代わられるようになってしまったのである。つまり、「処理能力」より「想像力」、「技術マニュアルで得られる知識」より「潜在的知識」、「細かい部分にこだわること」より「大きな全体像を描く能力」がますます必要な時代になっているのである。過去150年を3幕仕立てにたとえると「工業の時代」→「情報の時代」→「コンセプトの時代」となるといえる。つまり、体力・精神力頼みの産業から左脳勝負、そして右脳勝負へとシフトしてきているのだ。また、あらゆる職業で、これまで重要とされてきた能力はSATで測ることの出来る能力であったが、コンセプトの時代にはSATで測ることの出来ない「ハイ・タッチな能力」が重要な要素となる。コンセプトの時代に向けて我々は、「左脳主導思考」に加えて、「右脳主導思考」に磨きをかけて、「ハイ・コンセプト、ハイ・タッチ」の資質を身につけていかなければならない。そして、新しい時代にはデザイン・物語・調和・共感・遊び・生きがいの6つのセンスが不可欠になっていく。<感想>確かに今の大学生活の中でも、作業の効率化、コストの最小化を重視して生活しようとしているように思えます。それは定期試験勉強などでは顕著であります。「右脳主導思考」のなによりの価値はこうした、その場面ごとにおける感性、独創性なのだと思います。ただ、作業の効率化、コストの最小化を行うためには、「その方法」を考えるだけでなく、「その方法」を実行するだけの知識がなければいけないのではないでしょうか。右脳偏向主義には同意できませんが、これからの時代には「左脳主導思考」に「右脳主導思考」を加えるというこの本に書かれている内容には同意できました。この本ではビジネスの世界において説かれてきた「左脳主導思考」の重要性に対して、それだけではいけないというメッセージをわれわれに送っているのだと思いますが、その一方でこれを読む学生は逆に「これからは左脳よりも右脳だ」と考え方が偏ってもよくないのだ、ということを感じるべきなのかもしれないと思いました。

<論点>これからの時代では「右脳主導思考」が大切になると考えられるが、あくまで「左脳主導思考」という土台の上に「右脳主導思考」が存在しているのであって、「or」ではなく「and」で捉えるという視点が重要になのではないか?

火曜日, 6月 27, 2006

阿久津あやかさんのResume

1. 第一部概要
1) 左脳と右脳の役割
・左脳=論理・連続性・文字通りの解釈・分析
・右脳=統合・感情表現・他人との共感・全体像の把握・長期的視野
→これまで軽視されてきた右脳の能力がこれかの人生にとって重要となる。

2) 3つの危機
・豊かさ…過剰な豊かさ故に、合理的・論理的・機能的な必要に訴えるだけでは利益が上がらない時代
       →デザイン・共感などの「ソフトな資質」が最も重要(右脳型)
       →「目的や意義の追求」が生活に不可欠なものとなってきた。

・アジア…近年アジア地域へのルーチンワーク(左脳型)のアウトソーシングが急増。
       →新しい能力(右脳型)を身につけ、海外の安い働き手にできないようなレベルの仕事をする必要がある。

・オートメーション…人間の肉体的な力を機械に代用させてきた(20世紀)
           →計算・連続思考(左脳型)などを機械に代用させる(21世紀)
          →機械にできないような新しい能力(右脳型)の仕事をしなければならない。

「左脳主導思考」の重要度が低くなり「右脳主導思考」の重要度が増す
→新たな右脳主導型能力(創造性)を開発し身につけることが重要!

3) 時代の推移
 18世紀 農業の時代(農夫)
 19世紀 工業の時代(工場労働者)
 20世紀 情報の時代(ナレッジ・ワーカー)
 21世紀 コンセプトの時代(創造・共感できる人)

4) コンセプト時代のハイ・コンセプト/ハイ・タッチ
ハイ・コンセプト…パターンやチャンスを見出す能力、芸術的で感情面に訴える美を生み出す能力、人を納得させる話のできる能力、一見ばらばらな概念を組み合わせて何か新しい構想や概念を生み出す能力etc.
   ハイ・タッチ…他人と共感する能力、人間関係の機敏を感じ取る能力、自らに喜びを見出し、また、他の人々が喜びをみつける手助けをする能力、そしてごく日常的な出来事についてもその目的や意義を追求する能力etc.

多くの職業において重要な資質となる能力(右脳主導思考型)
→「六つのセンス」(デザイン・物語・調和・共感・遊び・生きがい)

<第二部>

2. 個人的な感想
 インターネットの普及などにより、閉鎖的な「国」からグローバルな世界という大きな枠組みが作られようとしている時代では、自分と同じことができる人はいくらでも存在する。それは、自分を確立するもの(自分自身)がなくなってしまうことを意味するのではないか。そこで、著者はグローバルな時代において、自分を活かすためには、自分自身が生み出した創造性が大切だと言っているのではないだろうか。
 しかし、個々人が突出し衝突しなければいけないわけではない。お互いに共感しあえなければ、本当のグローバル時代は訪れない。
 著者が挙げている能力やセンスは、決まりきった答えやゴールがなく人それぞれ異なるのではないだろうか。そうであるならば、自分なりに考え抜き、また自分で自分の責任をもって行動しなければならないだろう。
第二部では具体的にセンスを磨く方法が説明されているが、それでもすぐに実行できるようなものではなく、難しい要求であるかもしれない(簡単に能力が身につくのであれば、意味がなくなってしまう…)。

3. 論点
・ 全ての人が右脳主導思考型人間になれるのだろうか?(なれない人々は淘汰されていって更に格差社会が広がるのではないだろうか←著者は格差社会を容認している?)
・ アジア地域のナレッジワーカーが右脳主導思考型に移行したら、すべての左脳的仕事はコンピュータや機械が担うようになるのだろうか?
・ (おまけ)全ての人と共感するのは難しい(したくない場合もある)

小野敬明君のResume

「私はこの本を訳しながら、まさにわれわれは「第四の波」に呑み込まれようとしている、と実感した。」                      ―――大前研一

この本の訳者である大前研一は、冒頭の解説においてこのように述べている。実際、原題が「A Whole New Mind: Moving From The Information Age To The Conceptual Age」となっているように、この本は情報化時代の次にコンセプトの時代が到来すると予測し、それに対応する能力をつけることを啓発する内容となっている。今回扱う第一部は、なぜ情報化時代の隆盛が終焉するのか、そしてなぜ次に来る時代がコンセプトの時代なのか、ということについて説明している。以下の項目がその論旨である。

<感想>
近頃、「エクスペリエンス」や「コンテクスト」という言葉を頻繁に耳にするようになった。「エクスペリエンス」とは、マイクロソフトがWindows XPを発売したときに使用したキャッチフレーズであり、「これまでになかった体験・オリジナリティのある体験」というニュアンスを含んで用いられている。例えばその「エクスペリエンス」を作り出す「エクスペリエンス・デザイン」の成功例として、独自の店舗作りによってひと味違うコーヒーショップとして名を成したスターバックスや、独創性のあるプロダクトを数多くラインナップするアップルコンピュータが挙げられるだろう。また、これらの企業は同時に「コンテクスト・デザイン」の成功例でもある。自身の姿勢・観点をしっかりと持ち、それらをつなぐストーリーを上手に伝えることが「コンテクスト・デザイン」であり、これは結果上質な「エクスペリエンス」を提供することにつながっている。「エクスペリエンス」にも「コンテクスト」にも備わっている重要な要素がある。それは独創的かつ創造的であることだ。コーヒーもコンピュータも、それ自体は無数の企業から提供され市場にあふれかえっている。その中でスタバやアップルが人々から認められるのは、物質的な要素だけでは説明できない美しさやエモーショナルなものを提供しているからである。これはつまり、本書の中で言う「ハイ・コンセプト」や「ハイ・タッチ」の一例であろう。ピンクが明らかにしたこれらの概念は、個々のビジネス分野で様々に語られている現象と共通する物であり、それを帰納したようなものである。そのため、第一部を読んだとき、個人的には大いに賛同する部分と既視感との双方を感じることとなった。

<論点>
三つの危機について右脳主導思考を先進国が独占できるのか?「アジア」がクリエイティビティを手に入れてしまう可能性もあるのでは。
コンセプトの時代についてハイ・コンセプト、ハイ・タッチを身につけることは出来るのか…?私たちはどうするべきなのか?
日本の教育事情の誤解について(オフトピ的)私たちも他国の事情についての事実誤認をしばしばやっているのではないか。

大井あゆみさんのResume

第1部 「ハイコンセプト(新しいことを考え出す人)」の時代

1.なぜ、「右脳タイプ」が成功を約束されるのか
2.これからのビジネスマンを脅かす「3つの危機」
3.右脳が主役の「ハイ・コンセプト/ハイ・タッチ」時代へ

<1部の概要・概念>
経済のグローバル化・アウトソーシングにより「M型社会」になる
(現状に関するkeywords:豊かさ、アジア、オートメーション)
①「よその国、特に途上国でできること」は避ける
②「コンピュータやロボットにできること」は避ける
③「反復性のあること」は避ける
⇒従来の左脳型ホワイトカラーの危機
 ⇒創造性(イノベーション・クリエイティブ・プロデュース)という能力が必要不可欠
 ⇒「右脳主導思考」「ハイ・コンセプト、ハイ・タッチ」の資質を身につけ、「突出した個人」になるべし

「右脳主導思考」
・左脳は「逐次的」に処理し、右脳は「全体的、瞬時に」処理する
  →右脳は複数の要素を同時に見て全体を把握する、理解することができる(ex.表情)
・左脳は「文」を、右脳は「文脈」の処理を得意とする
  →左脳は「何が」話されたかを扱い、右脳は「どのように」話されたかを扱う
・左脳は詳細を分析し、右脳は「大きな全体像」としてとらえる
 
「コンセプチュアル社会」の到来
そのためには…自分とは全く対極的な人とも語り合って物事を創造していく工夫を。
なぜなら、グーグルで検索できる知識は基本的に無料で価値がない。
みんなの意見をたくさん聞いてそれを消化した上で、「自分はこう思う」という仮説を立てて仕事をできることが重要。
「処理能力」より「創造力」、「技術マニュアルで得られる知識」より「潜在的知識」、「細かい部分にこだわること」より「大きな全体像を描く能力」がますます必要に。

「ハイ・コンセプト」:
パターンやチャンスを見出す能力、芸術的で感情に訴える美を生み出す能力、人を納得させる話のできる能力、一見ばらばらな概念を組み合わせて何か新しいものを構想や概念を生み出す能力、など
「ハイ・タッチ」:
他人と共感する能力、人間関係の機微を感じ取る能力、自らに喜びを見出し、また他の人が喜びを見つける手助けをする能力、そしてごく日常的な出来事についてもその目的や意義を追求する能力など  
  
<感想>
 最近なんとなく言われてきていたことが、1冊でクリアにまとめられていると思う。また、右脳だけが重要、左脳が論理的で全く必要ないというような誤解を招かないように細心の注意を払って書かれていると感じた。
 それぞれの領域の知識をただ増やすだけではダメだというのは、以前からゼミで繰り返し言われてきていたことで、同意できる。しかし、分野を統合して全体を見なければならない、創造性が大事、という流れに気づいている人がどれだけいるかは不明だ。未だに日本では資格信奉が強いが、今後10年以内には確実に大きな構造の変化が起こると思う。特に日本では大前研一さんが訳したことによって、この本への注目が高まったのではないか。アマゾンの書評を見ても、「情報時代」から潮流が変わったと指摘する声は大きい。
 まともな給料をもらってよい生活をしようと思った時に、機械のように単純作業を繰り返さなければならないのではない、という点は良いことだ。しかし、個人がそれぞれ「新しいこと」を考え出す時代になるというのは、いろいろなダイナミックな動きがあって面白い反面、恐い部分もある。それが恐いからこそ、今努力するのだろう。
 本書で指摘されているようにいくら創造性が大事になっても、考えているだけで何も行動しない、「ハイ・コンセプト」なアウトプットのない人はダメなのだと自分をいましめたいと思う。

<論点・ポイント>
・ どれほどの速さで「M型社会」は到来するのか。ほんとにそうなるのか?(人々は既得権益を守ろうとするし、それを破ろうとする者がルールを破ったりする)
・ モーツァルトを聞き、人と話し考えることでしか右脳主導思考は鍛えられないのか?
・ 介護ロボットや絵を描くプログラム(AARON)などが生まれていて、コンピュータの侵食は著しいが、人の心を動かす中身、分野の統合などの新しいことは当分コンピュータにはできないだろう。

小川優子さんのResume

~概容~ 
1. 現在はコンセプチュアル社会
―社会変容:農耕社会→産業社会→情報化社会→コンセプチュアル社会
―WHY:
①情報化社会の知的労働者の仕事が、途上国の安い人材や高度で能率的なコンピューターにより乗っ取られているから。
②物質的に豊かになり、精神的・文化的・ユニークなものへの需要が増加
e.g.)価格も質も○な出発点。そこから差別化をはかる
e.g.)ヨガや瞑想が人気なワケ(前者は精神というよりも身体の美意識だと私は思うが)

2. 「個人の能力」> 知識
―なので、これらにのっとられないため個人の能力を高め、自分にしかできないことをやる=優れた個人のもとで企業が栄える時代
―6つの感性=デザイン、物語、調和、共感、遊び、生きがい
―能力=行動力、発想力、総括的展望、創意、意義を見出すことができる
⇒全体思考(左脳:右脳、4:6)

3. 新しいビジネスの条件
人材安い国でもできない+コンピューターじゃ無理+豊かな時代にも関わらず需要される

4. 脳
(左脳)順序+分析+言語の理解+継続的処理+細部(e.g.)計算
(右脳)総括+認識+非言語的同時処理表現の理解+全体(e.g.)人の顔を見て感情を把握
―左脳主導志向と右脳主導志向
前者は情報化社会に必須。後者は軽視されてきた。BUT今は右脳の重要度が増す。
だが右脳だけ増しても、どうやって左脳型の人間を使用していくかなどを順序だて、論理力をもって説得しなければならないので、左脳もSTILL大事。
―要はバランス

~感想~
・ コンセプトの時代が成立した理由に一番説得力があった。確かに技術や経済のグローバル化で新しい時代がきており、それには左脳型思考だけでは到底差別化が図れない。 
・ が正直、できる人のどのくらいが左脳と右脳のバランスをとっているかはわからない。国の経済を引っ張る人の脳と経歴を記載してくれれば、もっと説得力がでたかもしれない。
・ 個人的には、まだ時代の流れ的に(採用する側も)まず左脳型能力を重視する企業が多い。右脳型を前面に出すのはもっと経験を積んでからで、双方をバランスよく動かしていくのが良いだろう。

~議論の論点~
81P 「世界を見据えたビジネス」
・ 日本の危機的状況=英語力不足
i.e. 安い海外の人材を雇おうとも、まず最初に語学学校の設置から始めなければならない。費用かかりすぎ.
対策=英語がそこまで通じない国でも働いてもいいと思わせる魅力(ソフトパワーを日本のコンテンツの流通によって高めるしかない)を上げる

92P 「左脳がまだ非常に大事な理由」
・ アプリケーションが人間の仕事を効率よく肩代わり
BUTそのソフトウエアを作るのは誰か?左脳型思考のコンピューター知識を持った人では?ならば、新しいコンセプトを生み出す最初の土台として、これら左脳型の人材は必須である。
・ が新しいソフトをつくってみようと考えるのは右脳なのかもしれない。
・ がそれに新たな付加価値をつけていくのが右脳的思考。いままでのようにデータから見る仮説は必ずしも成立しない。たとえば製造中止になったおもちゃ、これを高年齢層のひとりがもとめ、署名をつのり再販売させた。会社側は売り上げに疑心暗鬼だったが異例のヒットになった。また、こんな話もある。三菱が開発した若い女性向けの車(丸いフォルムで赤色)が蓋を開けてみれば購買者の7割が40歳以上の男性。通常の倍のマーケティングをしたにも関わらずだ。現在は個人の価値観が商品の売り上げを左右し、それか必ずしも従来の方程式と同じではない。
110P「CREATIVE階級にいる人は増加、アメリカでは3800万、人口の1/4」
・ コンセプトといえばいうほど、MBAよりMFAが増え、CREATIVE階級に属する人増える。ならその人たちと差別化を図るにはどうするの?
・ それは創造だけでなく、総括的思考ができるようになること。つまりイメージをつくるのがうまくても、それをいかに現実世界の経営やらマーケティングやらで反映させるかが要では。
118P 「女性的なものの見方」
・ 本質BUTなかなか日本の社会構造や文化の蓄積的に難しいがある書物によれば、女性脳と男性脳があり、女性脳は多くの情報を瞬間に処理し、統合的に考えるのが男性より得意だそうな。これは幼少時にも言える(心理学の本の実際の実験データより:幼児の行動の上での性差を1993年に調べたもの=2歳で男児はクマの人形のおしめを換える遊びよりも、クマの人形のために車庫をつくる遊びを上手にやってのけたが、女児が両方上手にできた。)

今週の金ゼミ輪読書- ハイコンセプト


今週の金ゼミ輪読書は、クリエイティブ産業だけではなく、これからの社会経済システムの潮流を読むのに参考となる、Daniel Pinkの次の著書です:
「ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代ダニエル・ピンク (著), 大前 研一 (翻訳)」
「A Whole New Mind: Moving from the Information Age to the Conceptual Age by Daniel Pink」

これからゼミ生が作成したレジュメを順にアップしていきます。

日曜日, 6月 25, 2006

NHKアーカイブス(ニュースクリッピング)

毎日新聞 6月12日
「NHKアーカイブス:オープン3年 市長可能番組はわずか1.4% お宝をさがせ」


☆要約☆
映像保管施設「NHKアーカイブス」がオープンして3年。
NHK映像・音声保有数は、ニュース項目数125万9000件、番組数45万3000件なのに対し、アーカイブスで視聴出来る番組はたったの5800件。
しかし、著作権や肖像権などの権利処理のためにお金がかかるため、公開できない(とNHKは主張している)。
そこで、アーカイブを有効活用しようということで、東大とNHKがアーカイブの共同研究を始めた。
目的としては、大学内で教育の為にアーカイブスをパソコンから視聴できるようにしようという試み。
詳しくはこちら↓
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/tv/news/20060612ddm012200162000c.html


☆感想☆
IT活用による次世代教育環境の推進が高まってきたようだ。
確かに、NHKのドキュメンタリーなどを視聴できることは教育や研究にとってプラスになると思う。
ただ、NHKが本当にアーカイブスの活用に本腰を入れているかは怪しい。(お金がかかるから~と適当に言い逃れしているのだろうか??)
そのほか権利処理問題をもっと議論しあって、教育の場で有効活用できるような法整備(?)をしてほしい。
個人的にはポップジャム(現在は視聴不可能)をアーカイブスで見れることを望んでいる。

土曜日, 6月 24, 2006

今週のNC -映画について-

読売朝刊 6月14日 「映画「海猿」大ヒット ドラマとの連動に新機軸 目立つTV局主導」

(要約)
-海猿をはじめとし、ヒット中の映画の多くをTV局が制作・企画している=娯楽性+ヒット重視
-が広範囲にウケる内容を狙うこともさることながら、TV局は宣伝力が半端じゃない。
彼らの手法は『映画のイベント化』:公開にあわせてドラマ再放送や旧作映画を放送、自社のTV番組にも映画の出演者を頻繁にあわせて登場させる。ぐわっと話題性を高めて「旬」にさせるのだ。
-これは戦略として◎だが、多くの問題を含む
①TVでPR作戦をするのは公共の電波の使い方としてどうなのか=公共性への疑問
②映画は映画にしかできないもの、TVにはTVにしかできないものがかつてあったが、いまはその垣根がない。=魅力が減る
③TV局などの宣伝力あるものが上位(20/731本 昨年データ)になり、ほかの作品(700/731本)が全然日の目を浴びない=映画産業における二極化

(感想)
-コンテンツの多メディア展開
これはコンテンツを広告をする側にとっては効率的な手法で、認知度をあげるために良い。が、多様性がそこなわれ、結局どこみてもコンテンツが同じ、という状況になりかねない。
例)純愛ブームはここ1、2年で爆発的にどのMEDIAでも盛り上げられている:せか○ゅー、電○男、YONさま、頭の中の消しゴ○、博士の~などなど。全部似たり寄ったり
-下位に属する作品
大衆的で旬な映画作品が上位を占めるのは仕方ないが、下位に存在する宣伝力がそれほどない映画製作会社がつくった良品で個別的な映画があるのならば、それらを救済するような戦略がどこかにあってもいいはずだ。
例)あくちゃんが連れていってくれたバンダイビジュアルは、質が高く色あせない良品の邦画の製作&パッケージ化に力を入れています。
受賞作品→http://www.bandaivisual.co.jp/company/chronicle2003_2004.html
-映画というもの
映画がこのままもし本当にTV局に呑まれてしまったら、それはただ単にTVに普段映るものが映画の大スクリーンに移っただけになる。現に、海猿も、踊る大走査線も、トリックも、飛躍的に新しい内容ではなく、あくまでもTVドラマの内容に沿ったものだ。個人的に映画に行く醍醐味は、それまで経験しなかったような新しい衝撃を受けるためで、そのような映画をつくる人たちには確固とした熱意と意志が映画全体に貫徹しているのが感じられる。決して万人ウケしないけれど芸術作品のような映画は、大衆向けのTVコンテンツと一線をがす。小粒だけど深い良品が好きな私は、「商業用TV系映画」の波が収まることを願っている。(それなりに面白いけどね、TVドラマに沿った映画も)

金曜日, 6月 23, 2006

阿久津さん、小林さん、演奏会頑張れ!


今日のファミーユの演奏会、行けないのは大変残念ですが、幸せ真最中のお二人の演奏会であるだけに(笑)、きっとステキなものになるでしょう。陰ながら応援しています。

輪読レジュメ

輪読のレジュメが出来たのでUPします。

ちなみに、輪読の本は
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 大前研一著です。
ちなみに、原著はこちら


レジュメのUPは
こちら(右クリック→対象をファイルに保存)


ちなみに、みなさんのレジュメをUPしろと言ってるわけではないので、ご安心下さい。


追記:6月23日15:17
家からだと問題なく表示されましたが、学校からだと文字化けしてました。言い訳をすると、PDFにするソフトがアメリカ製のフリーソフトで、ちょっと残念な感じだったようです。家に帰ったらワードでまたUPします。


追記:6月23日16:58
文字化けを修正しました。結局学校からPDFであげました。つまり、この1時間40分の間に日吉J12教室である種の戦いが行われていました。

News Clipping

ちょっと今週はPOPな感じで行きたいと思いますw

「書店員の手書き「POP」 「帯」上回る!?訴求力」(読売新聞6月14日夕刊)http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20060614bk04.htm


POP広告:Point (場所)Of (の)Purchase (買い物をする)
→ 一般的には「買い物をする場所の広告」という意味。

<3つの分類>
『訴求内容』・『形状』・『担当ベンダー』
→これらでPOPの持つ意味合いや用途が変わってくる。


<POP広告の市場規模>
POPは1,782億円、前年比102.1%。
2005年は、流通業の変革が進む中、化粧品業界・食品業界・飲料業界などで、コンタクトポイントにおけるPOP広告の活用が多かった。特に飲料業界においては、新製品導入が相次ぎ、大型プロモーションにおけるPOP広告予算の投下が数多くあった。反面、企業のプロモーション予算が前年度以上にモバイルプロモーションやIT関連広告に向けられ、POP広告予算の縮小につながったと見られ、POP広告市場全体としては、微増となった。(電通HPより)


→ 決して大きな市場であるとはいえないが、広告効果がより身近なところで表れるのではないか?

→ 一般の書店員による広告。いわゆる“プロ”との垣根のなさが新たなクリエイターを誕生させるのでは?。

News Clipping 「ネットの中立性について」

競争と公益性・公共性についての話題が多いようなので、少し古いですが、ネットの中立性についての記事を取り上げたいと思います。アメリカのニュースですが、日本のNTTやNHK問題とも共通する課題があるようです。
金先生の記事でもレイヤー型競争論がとりあげられていますよね。
まだよくわかっていないので、間違っていたら誰でも指摘してください。><

***
産経新聞6月14日東京朝刊  
映像配信に追加料?ネット利用“帯域占領”で対立  ≪米電話会社VS.コンテンツ事業者≫

[概要]
アメリカの議会でネットの中立性(network neutrality)の法案が話題になっている。

この法案の論点は
①回線を所有する企業は、利用者の選択肢をせまくするようなことをしてはいけないという主張。サイトやサービスを遮断したり、ウェブサイトを検閲したりする行為を禁止するもので、これについては、ネットワーク事業者、コンテンツ提供者双方とも合意している。
 →通信事業者がコンテンツ事業者に対して有料で優先的に帯域を割り当てることを禁止するよう提案

②ネットワーク事業者は、ヤフーなどが映像を含む大容量コンテンツを流していることにより、一般ユーザーにアクセス速度低下などの損害を与えており、ネットワーク利用の追加料金を払うべきだと主張。コンテンツ事業者は公正な競争が阻害されるとして、こうした動きに反発を強めている。
 →まだ結論は出ていない?

コンテンツ事業者は、アプリケーションとプラットフォームの水平分離型を目指し、公平な競争が進めば、全てのエンドユーザーの利益になると考えている。その一方で、ネットワーク事業者は、既存の垂直統合型を維持し、設備投資費用を利用者(個人or企業)から徴収したいと考えている。

***
下の記事が参考になるかと思います。特に1つめの記事の図がわかりやすいです。

ネットワークは中立的か―高まるレイヤー型競争論
ネットワークは中立的か―日米の議論の潮流を読む

上記の記事は水平分離派ですが、垂直統合派の意見としては次のものがあります。
ネットの増殖力を奪うネット中立性

ネットの中立性を実現すると「ネットワーク事業者が自社サービスの差別化によって需要を喚起するようなビジネスを展開できなくなるため、インターネットの技術革新が抑圧され、投資も減少することになる。ネット中立性は実現しても、同時にネットは自己増殖力を失う」と指摘していますが、どうも分が悪いようです。

NC@NHKの受信料について

遅くなりました、すいません。

NHKの受信料についての記事があったので、それにします。

***
(ニュースがわからん!)NHKの受信料、なぜ払うの? 不払い急増で義務化を議論
2006年6月16日 朝刊
***


NHKの受信料について

■受信契約の状況(05年度末、NHK調べ)
  契約対象数 4,607万件
<未払い>29.3%
 未契約 989万件
 経済的理由、面接困難、不祥事などによる不払い 359万
 (うち不祥事に伴う支払い拒否・保留 119万8千)
<支払い>3,259万

■受信料額(円)
<衛星カラー契約>
        月額    6カ月前払い  12カ月前払い
訪問集金   2,340  13,390   26,100
口座振替など 2,290  13,090   25,520

<カラー契約>
        月額    6カ月前払い  12カ月前払い
訪問集金   1,395  7,950   15,490
口座振替など 1,345  7,650   14,910

 →NHKを1年間見れば(=1年間受信料を払えば)安いテレビを買うことができる。
 
 →テレビがあれば、民放を見ることができる。つまり、今の受信料制度だと、テレビを見ない(無料)、テレビを見る(受信料+テレビ代)しか選択肢がない。民放のみを見る(テレビ代)という選択肢があってもよいのではないか?


通信・放送の在り方に関する懇談会の最終報告書では、NHKの受信料については

『公共放送の維持のためには、受信料不払い問題を解決することが必要不可欠。』
改革案として 1「様々なガバナンス強化やチャンネルの削減」2「組織のスリム化等の措置によりNHKの公共性を絞り込む」3「過大な水準にある受信料徴収コストを出来る限り削減するとともに、現行の受信料を大幅に引き下げる」
それを前提に受信料支払いの義務化を実施すべきである。その後更に必要があれば、罰則化も検討すべきである。

 →つまり、懇談会の意見としては、受信料の罰則化をいきなり検討するのではなく、NHK自身が何らかの改革をして、国民の信頼を回復してから、受信料義務化、更に罰則化を検討するべきだと言っている。

 →国会議員やNHK関係者の最近の言動を聞いていると、すぐに受信料支払い義務化をし、罰則を検討しようとしている。

 →先日のコンテンツ制作フォーラムで、古川さんの発言で、NHKの受信料不払いの総額と、NHKの受信料の回収員の人件費が同額(?)らしい。

■最近のNHK問題に関する各種報告書
 ・竹中大臣の通信・放送の在り方に関する懇談会
 ・デジタル時代のNHK懇談会
 ・懇談会に対するNHKの見解

→「NHKは視聴者の味方ですよ」というNHKからのメッセージが、NHKの見解から読み取れる。



感想:
どこの報告書や著名人のコメントを見ても、「NHK問題について、視聴者も含めてこれからも議論していく必要がある」と書いているが、そうやって議論している間でも一人暮らしの学生(大学生・専門学校生)は年間1万円以上の受信料を払っている。そもそも、NHKの番組は教育のために利用するのであれば、著作権を敏感に意識する必要は無いとのことなので、学生は受信料を無料にすれば良いのではないか。なぜ、こういった意見が今まで出てこなかったのか、不思議である。(拡大解釈し過ぎかも)
上記は冗談だとしても、いつまで議論し続けるつもりなのだろうか。NHKの不祥事が公になり、受信料不払いが始まったのが2004年の7月。受信料を回収できないのがそんなにNHKの運営にとって、重大な状況であるのなら、失敗してもいいから視聴者が納得できるような、改革を早急にするべきであろう。

木曜日, 6月 22, 2006

NC★ マルイが商品をネット販売

今週のNCです★
記事:(日本経済新聞(2006.6.13)13面)
「丸井は全国の29直営店の店頭で扱う衣料・雑貨のほぼ全商品をインターネットを通じて販売する。 店舗のない地方部の顧客を開拓するほか、社会人になり、来店する時間が少なくなった既存の顧客層をつなぎ留める。 在庫の削減にもつながると見ている。 百貨店業界では店頭とは異なる専用商品をネットで販売するのが通例で、店頭のほぼ全商品をネット通販するのは珍しい。 全国の全店舗と在庫を共有化するとともに、メーカーとも新ブランドの共同開発に踏み切り、ネットと店舗で優先的に発売を計画。(略)」

マルイが売り場商品の大半をネット販売する、といった記事です。
マルイヘビーユーザーの私はカード会員でもあるためマルイからの情報はDMでもPCメールでも来ます。ここで思い出されるのが、先日訪問した電通の方の言葉です。

「お金がある企業には既存の広告に加え、WEBをつかったビジネスを併用することを勧めるようにする」
とおっしゃっていましたね。今回のマルイのニュースはこの一つだと思いました。

確かに、一人の消費者にとってはその企業からの情報をいろいろなメディアから受けるわけだし、偏ったメディアしか利用しない消費者もどこかでその企業の情報を手にしますもんね。効果的だしビジネスの幅も広がる。このことを実感させられた今回のニュースでした。

マルイって地方にはまだまだ無いところが多いんです。でも、マルイにしか入ってないメーカーの商品を地方の人も買えるようになると、地方でも都心のトレンドを取り入れることができますね。
今までファッション雑誌を読むものの、近くにその店がないと嘆いていた地方のオシャレっ子には嬉しいニュースではないでしょうか。
また、忙しくて開店時間内に買い物に行くことができない人も多いと思うのでいいサービスだと思います。

これまでWEB上では通販専用のオシャレショップは多かったですが、その時に店頭に並んでいる商品をネットで買えるというのは結構新しいのではないでしょうか。(ユニクロはやっていましたが。)
「WEBで見て買ったけど、届いたらイメージが違う」なんてありがちなことも自分の好きなメーカーの洋服や靴なんかでは少なくてすむと思います。
WEBでのこのサービスを利用する消費者が増えると消費者の需要を的確につかむことができるようになり、在庫の無駄も少なくなりますね。

水曜日, 6月 21, 2006

@dentsu

遅くなってごめんなさい><

月曜日に、電通を訪問しました。
藤井マサルさん(エンタテインメント事業局 企画業務推進部)と水川毅さん(Interactive Communication局)のお二方との対話が中心で、特に充実した時間がすごせたと思います。

藤井さんには、スポット広告の枠が固定化されているために、人的つながりの強い電通が独占的に強い状況にあること、連合広告やタイアップ広告の仕組みなどについてお話を伺いました。
水川さんには、マス広告からコミュニケーションデザインへの動き、コンテクストの重要性などについてお話を伺いました。

個人的に印象に残ったことが多くありすぎて、まとまりきらないのですが、最も意外だったのは二人ともとても話しやすくていい人だったということ。もっと鼻高々な人が大勢いるのかと思っていました。(失礼?)あれほどの大企業でも、ネットに対して危機感を持っている人がいて、構造の変化を感じ取って行動を起こしているのだということが驚きでした。

CGMからCGAdsが誕生するのではという話、Youtubeと広告について、クリエイティビティとチームワークについて、コンテクストをつくることなど、わくわくするネタが多く出てきて、2時間はあっという間でした。

何を発信していきたいのか、そのテーマをプロデューサーになって発信していくことが大切というメッセージも考えさせられました。分野を超えて融合する時代、一つのことにだけ詳しいのではなく、それぞれの関係も見なければならないというのは、ゼミのテーマと重なります。でも、現状を勉強しているだけの私には中身が無くて、伝えたいものがないのではないかと時々不安になります。だから、みんなのproposalを楽しみにしてます。:)

ちょっと脱線しましたが、春学期最後の企業訪問は、私にとって特に貴重なものになりました。
今回の経験・ネタをふくらませて、これからもっといろいろ考えていけたらいいなと思います。

日経ネット時評コラム-竹中懇談会

日経の「ネット時評」に下記のコラムが掲載されました:
メディア融合時代における「競争」と「公益」の調和――竹中懇最終報告に寄せて

dentsu

6月19日、電通に企業訪問してきました。
汐留の電通ビルは、とても美しく、そして、中はセキュリティーがしっかりなされていて「新しさ」を感じました。

今回お話をしてくださった藤井さんと水川さんには電通という会社と広告業界のお話、「メディア融合時代におけるクリエイティブ産業」(まさに金ゼミの研究テーマですね!)のお話をしていただきました。
藤井さんのお話→質疑応答→水川さんのお話→質疑応答へとどんどんシフトしていき、そしてどのお話も大変興味深いものでした。

広告の「枠」がないと広告することができず、その枠のほぼすべてを持っているのは電通と博報堂であるという事実がとても印象に残りました。新しい「枠」が生まれても電通はそこに参入してシェアを確保する。
これからの広告は、一人のカリスマクリエイターがいればいいのではなく、チームワークが重要だ。
…etc(重複しそうなので後はカットw)

古い体質も残っているのかなという印象もありましたが、その目は確実に未来へ(それも一歩先の)と向かっている、とても魅力的な会社だと思いました。こんな環境で仕事ができたら自分もより一層成長できるのかもしれないと思いました。

今回の企業訪問、2時間ではとても収まりきらないような濃密な時間をすごすことができました。

火曜日, 6月 20, 2006

電通で通電

通電(?)されたコメントを挙げます。

「いまの時代のCreatorは、一つの部署に固定するのではなく、営業などから低コスト・売り上げの重要さを学び、コミュニケーション能力を上げてTEAMプレイで新しいものを創造していくべき」
水川さんという、最初コピーライター→営業→プロデューサー→Internet関連→CreativeSupervisor
という経歴を経験された方ならではの見解でした。いままでのコピーライターのイメージががらりとくずれました。電通のHPの「電通ラジオ」も、実は社内からの「低コストで目新しく、メッセージがよく伝わるものを」という注文に的確に沿うことから出発したものです。結果的に効果的で創造的なものが出来ました。

「電通には社内市場がある」
これは電通の社内体制について藤井さんが説明されていたときのことです。電通のなかでは、①スポンサーと連携している営業部門と、②MEDIACONTENTと連携しているMEDIACONTENT部門があります。①は普段スポンサーから要請をうけて、効果的・経済的なMEDIA媒体を探しますが、②はその媒体を出来るだけ高く買ってくれるスポンサーを探します。一見双方の出発点は逆ですが、社内市場で混ざり合う事で、より能率的で創造的なビジネスが成り立っていくそうです。
社内ですごい競争がある、凄いなー、とぼーっと超高速で降りてくるエレベーターを眺めながら思いました。エレベーターがのんびり降りてきたら競争には邪魔なのでしょうね。

いや、しかし金ゼミでやっている「創造性、あたらしいものを創りだすMIND」というのが頻繁に議論で出てきました。広告業界も、これからがらりと変わるMEDIA市場において、新しいビジネスをつくろうとしています。従来の広告業界のイメージが大きく変わった一日でした。

・・・通電続行中・・・

月曜日, 6月 19, 2006

電通訪問 ★★

今日はゼミで電通訪問に行ってきました★
何て素敵な電通ビル!in汐留。近未来的でとてもハイセンスな高層ビルです。大きな窓から見える景色も最高。こんなところで働きたい!!
今日の内容としては 藤井さん(91年卒、私たちの先輩です)から電通の社内体制や日本における電通のポジションについて簡単にお話があったり、IC局(Interactive Communication)の水川さんから「メディア融合時代におけるクリエイティブ産業」というテーマでざっとお話があったりしました。
お二方ともお話を用意してくださっていたのですが、全体としてはお話の時間は少なく、というのも約二時間のほとんどが質疑応答や私たちの興味関心についてなど、私たち学生とお二人とのインタラクションだったからです。そんな時間はあっという間に過ぎてしまいました。「もっと聞きたい、話したい。」皆、そう思っていたことでしょう。
電通は既存のコンテンツを対象とした現状のビジネスに満足せず、来るべきメディア融合時代に向けての取り組みもすすめているようです。ロングテールも視野に入れているって。その点が自分の軸としようとしているところとかぶっているため、今日のお話を聞いて電通っていいな!って思いました★クリエイティブ時代、可能性はどんどん広がっていくと思います。「自分の専門を核とし、そこからどれだけ幅をひろげられるか。動いたもん勝ち!!」
考えるヒントにあふれた訪問でした。

電通企業訪問について

電通に企業訪問しました。

まずは、藤井さん(新聞研究所卒業生)から「日本のメディアコンテンツ業界と電通ビジネスモデル」についてのプレゼン。
電通の市場規模は『1兆9632億円』!!!新聞4社(1兆3946億)、民法4社(1兆2745億)よりも、大きいです。このような結果となったのは、新聞社と100年の関係、放送局と50年来の関係を築いてきたからこその、結果との事です。

そして、水川さん(電通ラジオを作られた方)。
前年比140~150%の成長をしているインターネットの伸びにも注目しているとの事。築き上げてきた伝統を大切にしながらも、新しいメディアとの関係も十分考えていらっしゃるとのこと。Blog、SNSなどのCGM(Consumer Generated Media)からCGA(Consumer Generated Advertisement)を、最近は注目されているとの事。

そして、最後に「学生へのメッセージ」ということでおっしゃった『電通に興味の無い学生に来てもらえると面白い』という、言葉が衝撃的でした。様々なメディアをクライアントに持つ電通ならではの、余裕というかクールな一面に触れることができました。


*写真は僕が撮りました。こうしてみるとぬける様な青空ですね。

今日の電通企業訪問の件

今日の電通企業訪問ですが待ち合わせは、16:00@JR新橋駅 汐留(シオサイト)方面出口です。三田から行く人は、15:30@正門前待ち合わせで一緒に行きましょう。

木曜日, 6月 15, 2006

金ゼミGuest Series- 中村伊知哉(スタンフォード日本センター研究所長)

生井さんのポスティングにも言及があったスタンフォード日本センター研究所長の中村 伊知哉さんですが、最近日本のポップパワーに関する本を出しました:
日本のポップパワー―世界を変えるコンテンツの実像
中村 伊知哉 (著), 小野打 恵 (著)

丁度先週、一緒に委員をやっている文化庁の著作権研究会で、「金ゼミ来て本の話をして頂けますか」、と聞いたら、「いつでも行きますよ」と二つ返事でOKしてくださいました。お呼びしましょうか?

実は中村さん、6月29日(木)の私の大学院授業、DMC産業論(13:00~@東館6F)にもゲストスピーカーとして来て頂きます。さすが、授業を切って聞きに来てとは言わないが、本当はそう言いたいところ...(笑)

NewsClipping

遅くなりましたが、news clippingです。

<通信・放送の在り方に関する懇談会報告書>
問題意識
 2010年度にブロードバンド化が完了 → 11年“完全デジタル元年”に
 デジタル化・IP化等のメリットを最大限に享受できる体制に

現状
 NTT → アクセス網にボトルネック性・自由度にも問題
 NHK → 不祥事・子会社が利益を得る不透明な体制
 通信 → 著作権法と放送法(通信事業者役務法)のゆがみ、ねじれ

対応
 NTT 
  ・持ち株会社の廃止を検討
  ・NTT東西の業務範囲規制の撤廃
  ・ボトルネック性の解消を目指す方向 
    →相互接続政策案だと光ファイバーをひくインセンティブがない
    →独占部門と競争部門を分離 民間も出資してひく案が現実的?
 NHK
  ・ガバナンスの強化、経営委員会改革
  ・現行8チャンネルから衛星、FMで3つを削減
  ・娯楽、スポーツなどの制作部門、伝送部門を子会社に分離
  ・英語国際放送の早期開始
  ・アーカイブをブロードバンド上で公開(有料で検討中?)
    →権利者は露出が少ないことに希少価値があるので反対?
 通信
  ・電気通信役務利用放送が著作権上も放送として扱われるようにすべき
    →そもそも、通り道が違うだけなのに、なぜ異なる法体系ができたのか? 
     今後、CATVとIPTVの競争が激化、CATVは生き残れるか? 
  ・持ち株会社制による地方局への出資など、マスメディア集中排除原則の緩和
    →地方局はどうなる?
     IP放送の再放送、自主放送が認められれば可能性は広がるが…
  ・地上デジタル移行で空く周波数帯の有効利用
    →中身は民間で議論。ケータイ放送、マルチ放送、レンタルなどに使える。
      インセンティブを与えないとデジタル化が進まない?
      でも、新たな権益を開放せず、民放に与えることになる?
 
これが、7月に発表される骨太の方針2006にどれだけ反映されるか注目したいです。
自民党小委員会が出した意見(消極的慎重論)と、竹中懇(市場主義)がぶつかる部分もあるけど、どうなるでしょうか?
今回のコンテンツ政策フォーラムで、金先生や他のどなたかもおっしゃっていたように、オープンな場でこのような議論ができるようになったことは、重要なことだと感じました。

水曜日, 6月 14, 2006

News Clipping

連続投稿です。

今度のNews Clippingは

「書店員の手書き「POP」 「帯」上回る!?訴求力」(読売新聞6月14日夕刊)
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20060614bk04.htm

にしたいと思います。
たしかに、POP広告を見ることによって本来買おうと思っていなかったはずの本や商品を手にすることが多々ありますw

web広告の成長が注目される中で、広告への一味違ったアプローチとして調べてみようと思います。

NC review【IP放送の著作権処理を簡素化へ 番組多様化に道 CATVには影響大】

現在、IP放送は有線役務利用放送(公衆によって直接受信されることを目的とする有線電気通信の送信であって、その全部又は一部を、電気通信事業を営む者が提供する電気通信役務を利用して行うものである)として、制度化されている。

つまり、現状ではIP放送は「通信」としての位置づけとなっている。

しかし、今回のIP放送の「同時再送信」に限っての著作権処理簡素化という方針によって、同時再送信時は「放送」というより実態に近づいた著作権処理が行われるようになった。


今まで、地上デジタル放送に関してはNHKや民放各局は技術面や著作権処理問題などを理由に再送信を認めてこなかった。
これまでIP放送があまり普及しなかった原因と言われてきた。

しかし、2011年の地上波放送の完全デジタル化に伴い、難視聴地域の発生などの補完的伝送手段として、FTTH回線を用いたIP再送信が浮上した。


このあおりを受けるのがケーブルテレビ各局である。
現在、営利目的のケーブルテレビ局の約6割が累積赤字を抱えており、その経営基盤はきわめて脆弱である。
IP放送の提供の通信会社の攻勢によって、ケーブル局の根幹が揺らぐ可能性もある。


また、今回の著作権処理の簡素化によって権利者の反発も起こる。
IP放送の「同時再送信」は「放送」という扱いであり、著作権の許諾権がなく、権利者は使用を拒否することができない。
つまり、権利者団体はIP放送の「放送」という位置づけには権利の切り下げを意味するものであると反対をしている。

これらの反発を沈静化するべく、権利者の「報酬請求権」の新設がなされる。


★IP放送についての著作権法改正の骨子案
・当面、放送の同時再送信のみをCATVと同様の取り扱いとし、再放送や自主制作番組の放送については、通信・放送の融合の状況に留意しつつ検討を継続する
・CATV事業者の規模が拡大しているため、同時再送信の場合に実演家・レコード製作者に新たに報酬請求権を与える
・IP放送による再送信の場合、実演家・レコード製作者の許諾権を報酬請求権に改める
・契約ルールの策定では、文化庁も関係団体間の円滑な合意形成に向け必要に応じて支援する

火曜日, 6月 13, 2006

NCreview★

NCreview :ボーダフォンが電子コミック第一話を期間限定無料配信
携帯コンテンツに関しては本当に今沢山の会社が様々な取り組みを行っています。
電子コミックもその一つ。低額でダウンロードできるのですが、携帯にしろ、PCにしろ、実際に自分でお金を出してコンテンツを買ったことのある人はどれくらいいるでしょう?という話になりましたね。
私たち消費者は「ネットは無料であることが最大の魅力。あえてお金をださなくったって、そんなことするくらいなら既存メディアのコンテンツにもっといいもんあるし・・・わざわざネットで見なくても・・」って考えてしまいます。
将来、私たちが研究や新しい事業開発に携わる際には常に消費者の立場になって物事を考えるようにしましょう。せっかくどんなにすごい技術ができ、今までにはなかったサービス提供が可能になってたとしても需要がなく、使われなかったらそれは提供する側のエゴなのかもしれませんね。

NC review<毎日新聞 韓流ドラマがもたらしたもの>

-内容-
日本でのブーム韓流以降、韓国は積極的にコンテンツの海外展開を図っている。
また映画の「スクリーンクォーター制度」(流入する海外映画から韓国映画を護るためにつくられたもの。現在ではそれが韓国映画の衰退につながると指摘されている)の縮小もはじめ、政府支援のもと韓国は映画やドラマの育成に力をいれている。
また、世界進出のために言語が必要ない演劇(ナンタなど)新しいコンテンツの企画も思案している。
韓国はもともとマーケット規模が小さいので、世界中の人々に共感してもらえるようなコンテンツを制作し、海外でのマーケット規模を広げたいと熱意を入れているのであった!

-論点-
世界中の人々にうけるようなコンテンツ(映画やドラマ、アニメなど)はアメリカ製のようなストーリーが単純で善悪のはっきりついたヒーローものが多い。
グローバルとローカル(自国文化)は相反するものなのだろうか?
しかし、日本のコンテンツは非常に複雑な内容であり、奥が深いが、世界中で絶大な人気を誇っている。つまり、グローバルな市場であってもローカルな面をだすとヒットするという現象もあるのだ。
これからのコンテンツ制作には「グローカル」な視点がとても重要なのではないだろうか(とても個人的な意見です)。
(また、文化・人材育成・ファイナンスの法改正など色々な事象がコンテンツに影響を与えているのは言うまでもありません)

NC review 【朝日新聞 違法コピーについて】

元記事
http://kimsemi.blogspot.com/2006/06/newsclipping7.html

*************ニュース記事の要約*************
アニメ・ゲームなどの制作会社や著作権団体でつくるコンテンツ海外流通促進機構が、中国と台湾で押収された海賊版のDVD、CDなどが合計228万枚になったと報告。CDやDVDはすべて日本国内で制作された作品の海賊版。


*************ポイント*************
Bootleg(海賊版)について

□違法コピーについて BSA(Business Software Alliance)報告
  →中国と日本の損害額の差が二倍強というのは、おかしくないのか?
  →途上国で違法コピー率が高いが、損害額は先進国が高い(特にアメリカ)
  →違法コピーを告発した場合
    ・組織内違法コピーの情報提供者で面会不可能な方 3万円
    ・組織内違法コピーの情報提供者で実際に面会した方 5万円
    ・法廷で証言した場合 30万円(上記を含む合計)

□WinnyはCDの売り上げを妨げないとの研究が塾内で行われている
  →田中辰雄研究会(経済)
  →モバイル社会シンポジウム 資料(ppt)
  →分かり易い解説付きの慶応ジャーナルの記事
  →internet watchの記事

NC review [ ヨリモ-新聞の新しい戦略-]

ヨリモという読売新聞が6月1日から始めた無料の会員制サービス
これは「ニュース」のサイトかと思いきや、全てが「お楽しみコンテンツ」
例)連載小説by石田衣良、ブログbyドリカム、懸賞for1000万円分、公演チケットfor8会場分
これらのサービスは読売新聞読者でなくてもアクセスできますが、読売新聞購読期間が長くないと限定される。
例)一般会員、読者会員(2年未満)、長期読者会員(それ以上の期間、全サービス利用可)
新聞といえど、サイトでは、普通のエンターテインメント系のサイトになり、まったくもって新聞っぽさを感じない。読売「新聞」なのにこんなサイトで差別化はおそらく無理だ。
だが、新聞会社はいま顧客獲得に必死なのだろう。
新聞のネット時代の戦い方はもっと戦略をねったほうがいいが(ゼミの中で一つプランを出してみるのも面白い)、彼らが必死にブロードバンド時代を生きようとしているのはこういったアプローチからもよくわかる。

日曜日, 6月 11, 2006

メディアコム親睦会★

今日はメディアコム親睦会でした。
二年生、三年生の沢山の参加のもと、楽しい会でした★我らが金先生も参加してくださいました。
一次会ボーリングin田町ハイレーン、二次会飲みin二重丸
ボーリングなんて久しぶりで私は超!下手くそだったんですけど
金ゼミの佐田君は160を越すハイスコア><!! トップスコアをかもし出したんですよ!
すごいね!佐田くん、こんな特技が・・・★
飲み会では男性先輩方の恋愛についての熱弁を聞きました。 毎回この話題になるとのことですが、熱い先輩たち素敵ですw 
別のテーブルでは金先生も何か熱心に語ってくださっていたということで、聞いた人たちは感銘をうけたとのことです。
今日、参加してくださったメディアコム生の皆さん、そして金先生、ありがとうございました。
今回参加できなかった金ゼミメンバーはまた、希望があればまたセッティングします。

土曜日, 6月 10, 2006

ハワイの魅力

僕の出身ハワイについて、デイリーポータル@niftyに紹介されたので、リンクはっておきます。

http://portal.nifty.com/2006/06/09/c/

ちなみに、写真の場所は、全て実家から自転車で10分圏内です。
ハワイビーチは、自転車で3分で着きます。

ちなみに、僕の出身小学校は羽合東小学校です。


質問・感想等はコメントに記してください。金ゼミメンバー以外からのコメントもお待ちしています\(^o^)/

前回NC要約&ゼミ感想!

遅くなって申し訳ありません。
前回NCの要約とゼミの感想です。

まずはNCから。

「KDDIとグーグル、ケータイ検索で提携」(5月18日読売新聞)
このたびの携帯検索におけるKDDIとグーグルの提携、KDDIとグーグルにはそれぞれ以下の思惑があると考えられる。

KDDI
①検索機能強化

携帯電話の検索機能強化は有料コンテンツへのアクセスが容易になることやパソコン向けサイト閲覧機会の増加(ユーザーの利用シーンの増加)によって、ダウンロード料・データ通信料・広告収入の増加が見込まれる。

現在の携帯検索は情報検索ツールとしては脆弱であり、「知りたいことを即時に検索できるようにしたい!(テレビを見ながら・雑誌を読みながら…)というユーザーのニーズに充分に応えることが出来なかった。しかし、今回の検索機能強化によって、これらのユーザーのニーズに応えることが出来るようになり、収入増加も見込めるまさに一石二鳥な提携である。

②「オープンなインターネット」への対応で他社との差を広げる

「オープンなインターネット」への対応ではフルブラウザ「PCサイトビューアー」の搭載などで先駆け的な存在であったKDDI(ちなみにvodafone携帯電話にはフルブラウザは未搭載。ソフトバンクモバイルで搭載はほぼ確実。でないとソフトバンクになった意味ない)。

これらは時代の先駆けを追求するというイメージ戦略の意味もあるのではないだろうか。現にKDDIの携帯電話は若年層にユーザーが多く、効果が大きいと考えられる。

★☆★☆★

ちなみに、ソフトバンクモバイルへの対抗心を随所に感じられる。(「携帯ポータルサイトでNO.1になりたい」(ソフトバンク)「ポータルサイトを経由せずに直接調べたいサイトへアクセスできるように」(KDDI)

Google
●携帯向けサイトの検索シェアを高めたい。

検索サイトとしての地位を確立しているGoogleであるが、日本における携帯向けネットサービスや広告獲得ではヤフーに遅れをとる形になっている。
この提携を機に携帯向けネットサービスや広告獲得でヤフーに追いつけ追い越せ。

<参考>
2006年3月の月間利用者数
Yahoo! …2659万人
Google …1285万人

☆★☆★☆
ちなみに、Googleの携帯事業者との提携は日本に限らず全世界へ広げる方針である。
「Googleのミッションは世界中の情報を整理してあらゆるデバイスから利用できるようにすること」

★両社への影響
現在、検索連動型の広告費が増えており、この収入が今後携帯電話会社、検索サービス会社にとって大きな収入になってくると考えられる(この広告費は携帯電話会社・検索サービス会社の両方に広告収入として収められる)

<参考>
検索連動型の広告費
2006年  754億円
2009年 1292億円(予測)

今後、この広告収入のこともあり、「検索サービス+携帯電話の提携」同士の競争の激化が予測される。


やっときました感想です。

多くの人が書いていますが、僕もそれに漏れることなく古川さんの来ゼミは、まさに驚きでした。
古川さんの経歴にも驚きを隠すことが出来ませんでしたが、それ以上に尽きることのない知識の数々。まさに日本のインターネットの発展のど真ん中にいた「超一流」という方でした。
NCへの鋭いコメントも印象的だったのですが、

「挫折は味わったほうがいい」

最後のこの一言がなんともずっしりときました。
自分はここまで挫折といえるほどの挫折は全くといっていいほどないです。いや、全くないです。
いわゆる「温室」にあぐらをかいて座っているような感じです。今現在の自分ははっきりいって打たれ弱いと思います。
この一言はそんな現状に甘んじていていいのだろうか、と改めて考えるきっかけになることと思います。

古川さんは今後のゼミにもいらっしゃるそうなので、もっと多くの興味深いお話を伺えることを楽しみにしています。
もちろん、古川さんのお話からより多くのことを吸収できるように知識を身につけて。


気がついたらW杯開幕戦をすべて見てしまいました。
これからはより一層の寝不足が予想されます。

元気に頑張りますw

国家の情報 -NC reviewー

多忙な一週間がおわり、今週末は水泳の大会、来週末も水泳の大会。
なのにレポート3つ。プレゼン2つ。課題図書5冊。きゃー。きゃー。
というわけで、ゼミ生が大いに盛り上がってる古川さんのコメントを加えた先週のNCのレビュー。

読売国際会議の論点であった、「日本の安全保障のための情報収集分析強化」
内容は長いので、簡単に掻い摘んで書くと・・・
ようするに情報産業・ブロードバンド化といっても、表でコンテンツ産業が華々しく発展している裏では、それらの情報(およびそれ以外の情報)を水面下で採ってきているCIAなどの国家機密機関がいると。
会議のメンバーはもっと日本の情報機関を強化しよう!と言っています。

でも日本が対外・内の情報収集に対して全く無防備なわけではない。古川さんいわく、警視庁およびその隣の総務省内では電波傍受波が流れていて、携帯もNETも通じない。長い長いコードをひっぱってインターネットと接続するという、官庁の情報literacyってどうなってるの?というような状況があるそうだ。

新聞の趣旨とは微妙に離れるが、興味深い「情報産業と国の関係性」について古川氏が色々教えてくださったので、それを挙げておく。
ーGOOGLEの中国進出の際の検索機能限定化。だがこれは、中国という大きな市場に一番最初にlaunchして、shareを広げるための戦略にすぎない。
ーメキシコのPCにskypeが入らないようになっているのは、現地のNTT的な会社が政府のだから。
ー現在逮捕されている人たちの多くは、MSNやYAHOOなどの開示により逮捕されている。
ービルゲイツが中国に進出する時、彼は万里の長城にのぼり、中国文化を体験してから、中国用のFONTを作った。
ーアメリカの企業はどこかの国にいくときに、必ず自分の国益を掲げていく。

そういえばこの前NHKのクローズアップ現代で、カナダにいたカナダ国籍の無実の中東系移民がいきなり旅行先でアメリカに逮捕され、シリア?だったかの危険とされている国の収容所に強制送還され一年監禁されていたそうだ。信じられないような話だが事実である。CIAは極秘に彼(はもとよりその他の人含め)の情報や資料を集めていたそうだ。世界の裏側でなにが起きているのか、本当にわからない。ネットで検索すれば、私の名前も、ブログ名も、この文章も、全てが誰でも読める時代だ。利便性が増すとリスクも増すのか。そうはなってほしくない。

うーん、本来のNCのカバーしている枠を違うベクトルで超えてしまいましたが、こんな日もあるということで・・・。完

木曜日, 6月 08, 2006

News Clipping

というわけで本題です。
読売新聞のNCです。
6月1日の記事で、朝刊の広告欄を両面とって展開されている「ヨリモ」です!
読売新聞といったらヨリモ?でもauのリスモとかぶっている気がするのは私だけ??
HPもあるので行ってみてください~
https://yorimo.yomiuri.co.jp/?from=cmenu

ではでは^^

金先生を日経NETで発見!

たまたまNCの話題ネタのために日経NETを読んでいたら、
~「通信・放送懇」報告、専門家8人は何点をつけたか?【8日更新】~
を見つけました。発言者一覧を見ながら「どんな人がいるのかしらー」と思っていたらば、
なんと我が金ゼミの大黒柱、金先生を発見!
http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=MMITug000007062006
「水平規制で公正競争に道開く」という副題もついています。ぜひご覧あれ☆

これから授業なので今報告書を読む時間がないのですが、またあとで何か付け足すことになるかもです。
ではでは、授業いってきます!(ダッシュ→)

News clipping

今週のホットなニュースと言えば、これですよね。

通信・放送懇報告書案 NHKとNTT、解体は理想論!? 実現への課題山積
6月2日  産経新聞 朝刊

NTTとNHKの改革について、通信・放送懇談会の出した結論をとりあげたいと思います。

6日に出た最終報告書の記事があるかと待っていたのですが、見当たらないので、この記事にします。
この後、自民党と協議して7月に経済財政運用の基本方針(骨太基本方針06)が出るようです。
「自民党内の反発も予想され実現の可能性は微妙なうえ、実現するうえでの課題も多い」そうですが、どうなのでしょう?

NC★ モバイルコンテンツの提供:特に電子書籍について★

来週のゼミでは、モバイルコンテンツ事業、特に電子書籍について紹介しようと思います。
本来、NCでは新聞の記事から探さなくてはならないのですが・・・モバイルコンテンツや電子書籍に関してちょうどいい記事が見当たらなかったので自分なりに調べてみました。
このテーマを選んだきっかけは、通学中の電車広告。
通学中にボーダフォン(softbank mobile)のキャンペーン広告、「期間限定!電子コミックの第一話をプレゼント」 を目にしたこと。 第一話だけプレゼントってところに、話の続きがきになった利用者を増やすことも考えているのかな・・と思いました。
携帯電話をもつことが当たり前のようになった今となっては今後、携帯電話の契約数を増やすことは難しいだろうな、と考え、今後はコンテンツ勝負なのかな、と考えます。

嬉しいサプライズ -古川享さんを交えてのゼミ

6月5日の月曜日、嬉しいサプライズがありました。

いつも通り、大学院棟2階の教室に向かうと、親しみやすい風貌のおじさま(失礼?)が座っていました。
それが、古川享さんでした。

古川さんは、知識が豊富で話も面白く、気さくで笑顔が素敵でした。
ネットの第一線で働いていらしただけあって、ちょっとした糸口から、深い話を伺うことができました。
例えば、企業が進出する際、受入国は国益を守るために規制をかけ、それに迎合する形で対応した企業が最初に進出して利益を得ます。そのときに、言論の自由が犠牲になったり、スカイプが使えない機能を導入して国営企業との競争を防いだりするなど、利用者にとって不利益を与えることもあります。
マイクロソフトの中国進出の際のフォントの話、MSNでのメールやメッセの内容を提供しなければならない法律の話など、具体例がすらすら出てきて、驚かされました。
中国でのgoogleやwikipediaについての検閲・規制の話題も記憶にあったので、興味深かったです。

一番印象に残った話は、紙メディアとネットの融合について。
古川さんは、マイクロソフトの前に、アスキーに勤めていて、紙媒体に携わっていたそうです。
フォントのちょっとした違い、レイアウトの大切さがわかった上で、ネットに係われたことはよかったと話していました。
また、紙媒体単体での生き残りは大変だけれども、ネットと連動することでできることがあるのではないかということでした。
例えば東京カレンダーという雑誌は、ネット関係の技術を持つアクセスという企業の関連で出版していて、紙での信頼関係をベースにネットでの可能性を考えているとの話でした。

このように、輪になって近くで話ができたこと、嬉しかったです。
でも、90分が終わってみて、もっともっといろんな話をしてみたいと感じました。
古川さんが、またゼミに来てくださることを、とても楽しみにしています。
その時には、もっと議論ができるように、もっと私も勉強しなければいけませんね。
今回のゼミは、みんなにとっていい刺激を受けられる場になったのではないかと思います。

水曜日, 6月 07, 2006

サプライズゲスト

本当に驚きました。超大物なのに、突然のゼミ参加。
ゼミ員一同心の準備ができていませんでした(汗)

一番嬉しかったことは、古川さんと同じ机を囲んで色々なお話を聞けたことです。
私にとって、マイクロソフトの(元)社長など、雲の上のような存在だったのに、自分のすぐ目の前に座って、私たちの発表に丁寧に様々なコメントを残して嵐のように去っていったのですから!

個人的に一番印象強かったのは、ネットと紙媒体についてです。
ゼミではあまり紙媒体の企業の話題はでてきません。出版や編集に興味のある私としては、いささか不安でしたが、紙媒体の編集能力(フォントの選び方から、写真、文章構成などなど)がこれからのネット社会にも生かされる、むしろその能力がとても重要なのだということを教えてくださいました。

古川さんのお話はひとつひとつが説得力のあるものでした。
やはり、豊富な人生経験から抽出されたものだからでしょうか。
若かりし頃の写真は見せていただきましたが、もっと古川さん自身の今までの人生を聞いてみたいです。

90分という時間はあまりにも短いものでした。
これからもゼミに遊びにきてくださることを首をながーーくしてお待ちしています!

古川享さん現る

月曜日のゼミに古川享さんが来られました。
名前をいろいろな方面で聞いたことがある、超有名人です。

大学生活の中で、ベスト5に入る「サプライズ」でした。

これまでの人生をさらりと述べられたことにも驚きましたが、それ以上にNewsClippingに対するコメントが熱かったです。あれだけ濃い内容を、さらりと言われたのを見て、本当に凄い人は、頭の回転と、知識の量が全然違うと実感しました。

そして、「挫折を味わったほうがいい」 という言葉がズシリと来ました。挫折は誰もが味わいたいものではないと思うし、味わいたくても簡単に味わえるものでも無いと思います。「若いときの苦労は買ってでもしろ」という事だと解釈しましたが、どうなのでしょう。

『若』と『苦』という漢字は、似ていますね。たった今、気づきました。

予断ですが、古川さんの若かった頃の写真(この表現失礼ですよね。スイマセンm(__)m)は、かなりのお宝写真ではないでしょうか。
Googleで検索してみた結果、マイクロソフト日本法人設立時(1986年←僕の誕生年)の写真は出てきましたが、あれほど古い写真は見つかりませんでした。

最後に、金ゼミではいつでも、古川さんを初め、読者の皆様の参加をお待ちしております。月曜5限以降に三田で活動しています。気が向いたら、またお越し下さい。

火曜日, 6月 06, 2006

6月5日のゼミ★

昨日のゼミではゲストが来て下さいました。
一体、この方はどなたなんだろう。。って皆思ってたと思うのですが、金先生のご紹介を聞いて一同唖然!!「え~っ!?」 昨日、いらしてくださった 古川さんは何でもマイクロソフトの元日本社長??
「アップルの日本社長の依頼は少し考えたかなぁ~」なんて、規模が違うことをサラッと何でもないように言ってしまう人で 私たちは顔を見合わせてばかりでした・・・
金先生といい、古川さんといい、どうしてこんな方が慶應にいらっしゃるんだろう。。?
「「カレー 調理法」でトップに来るんだよ。名前なんて入れなくても。」とおっしゃる古川さん。 さっそく言われたとおりにGoogleで入力してみたところ、本当に古川さんのブログが出てきました。
古川さんの作るカレーはちょっと癖のある味がしそうだなぁ・・と、レシピを見ながら勝手に想像。一度に作る量はきっととても多いんでしょうねw。
昨日のゼミはNews Clipping がメインでした。 6人6様のNCに対してどれにもコメントしてくださった古川さん。 本当にお詳しいんですね。とても面白そうなお話を沢山伺うことができそうで、古川さんも「もっとお話したい(私は喋りすぎですね)」と言って下さっているのに、「6時まで」という時間制限はきつかったですね。
古川さん>私たち金ゼミ生はいつでも門を開いて待っています。是非是非また遊びに来てください★★私たちは夜ご飯持参で9時までゼミ??なんてことも今後でてくるので、気が向いたらまた顔をだしてくだされば光栄です☆ 

NewsClipping 朝日新聞 7週目

音田です。
締め切りまで二日もあります、逆48時間ルールですw

今週の朝日新聞ニュースは以下のものにします。

************************
中国・台湾の海賊版、押収228万枚に 2006年6月2日 朝日新聞 朝刊


記事事態は非常に短いので、著作権とか違法コピーについて少し話します。
というのも、ちょうど今 『著作権の考え方』岡本薫著 岩波新書 という本を読んでいるところなので、それとも関連させようかと、思っています。
たまには、法律学科の学生らしいところも、見せようかとたくらんでます。

ちなみに、友達に「著作権について、わかりやすく書かれた本を教えて?」と聞いたら、開口一番出てきた本が、この『著作権の考え方』でした。

月曜日, 6月 05, 2006

電通のドラマ

家のパソコンがなぜか音声が聞けないうえに、学校のパソコンが調整中であったので、テキストを読んだ上での感想を書きたいと思います。

僕は、ラジオで伝えることをあえて選択したということが他社との企業紹介の違い・独自性を表現するとともに、聴く側に「想像」させることがより記憶に残りやすく、企業のアピールにつながるのだと思いました。

動画を使用した場合、一方的に発信された情報を受動的に受け取るだけですが、音声のみの場合は自分で能動的に意識を働かせなければなりません。

ここに、情報の受信者(という表現にさせていただきます)は「自分も参加している」「押し付けがましくない」といった印象を受けるのではないでしょうか。

テレビや新聞が、情報を元にそれをより簡略化して発信するものである(発信に重きが置かれている印象を受けます)のに対して、広告が情報に対して興味を持つようにその種をまく(受信のためのツールというものという印象を受けます)ものであるという役割(という表現は語弊があるかもしれませんが…)の違いがとても面白いと思いました。

さすが、広告会社。自社の広告も上手いですね。

日曜日, 6月 04, 2006

電通のドラマ ―「ここには夢がありますね。」

さすが、コミュニケーションのプロ集団。
ラジオドラマ、とても面白かったです。^^*
グリーンピース大盛りや新着メール246件など、笑いの要素があり、効果音やBGMも凝っていて感心しました。

実際の仕事の様子を、ドラマチックに見せる。
ただアピールポイントを紹介するのではなく、相手に考えさせる、感じ取らせる手法が広告らしいですね。
電通が大きな影響力のある企業で、人や世の中を動かしている所以が少しわかったような気がします。

ただ広告の枠を売買して、作るだけではなくて、一つの仕事にケータイや映画など幅広い分野の多くの人が係わっていること、会社の中にも営業、マーケティング、メディア、クリエイティブ、など複数の分野が協働していること等、とても魅力的に感じました。
私のイメージでは、営業の人が枠を売買して契約して、クリエイティブ部門が作る、というように完全に分断されているのかと思っていたので、そこが意外でした。

「ここには夢がありますね。」
このセリフがドラマの全てを言い当てていると思います。
私も、ますます企業訪問が楽しみになりました。

おもしろい!!電通って。電通のHPから☆

電通のHPにアクセスしてみました。
おもしろい!!
まず「電通のドラマ」が ラジオドラマ ですよ! 私たちはこのブログで金先生から「ラジオドラマ」って伺っていたからそれが ラジオドラマ だって分かっていたわけだけど、そんなことを知らずに 「電通のドラマ」 って項目だけでクリックした人は驚くだろうな。 「何でラジオドラマなんだよ~w」 って。
でも、おもしろいですよね! 私たちの中でラジオドラマを聴いたことがある人ってどれくらいいる?? 私は無かったんですよ。でも、親の話や三谷光輝の 「ラジオの時間」 という映画とかでラジオドラマの存在とどんなものかは知っていたから、 「本当にこんなんなんだ!!」 って聞いていて面白かったし新しいものに触れたことで何だか嬉しかった。 ナレーションとかバックミュージックがジャズなところとか、古めかしい感じが逆に私には新鮮だったし、変に今風にアレンジされているよりもいいよね。 
あと、みんなはこのラジオドラマをどういう風に聴いた?? 
私はね、最初はラジオの画面をだしたまま第二話くらいまでかじりついてそれだけを聴いていたの。
でも正直な話、「ちょっと長いな~」 なんて感じてきて他のページを出してみたのね。「会社概要」とか「電通のある生活」とか。そしたら、それで、「なんだ!このドラマを聴きながらでもいろんなページを開けるんじゃん!気づけてラッキー☆☆」って。そして聴きながら他の項目にもどんどんアクセスしていったの。 ラジオドラマはラジオドラマで聞きたいし、かといってジッと聴いておくのもちょっと・・・って思うよね?
でも、さすが! ラジオの一番の長所 「~しながら」 ってところを見事についた方法ですよね!!
アクセスしてきた人のだけでなくてまでも占拠してしまうなんて、さすが!!逃がさないですねw

そして他にも面白かったのが「電通のある生活」。皆はやってみた?塗り絵みたいですよ。マウスがうまく合うと色がついていくの。 どんどん色がついていくのが嬉しくていつの間にか絵のいろんなところにマウスを合わせて自発的に色がつく所を探している自分・・・。

また、「採用情報」にも 意外性 を発見!注意事項(*)に「日本語が堪能であること」なんてワザワザ書かれているの。明らかに電通側はそのページを見ている人物が十分な日本語力を持っている相手だって分かっているはずなのに、あえて書いている。英語力とかも大事だけれど、そういうものの前に、まずは何てったって日本語がきちんと使えて上手じゃないとってことですよね。当たり前なんだけど、大事なこと。(こんなことを言っておきながら話言葉でこのブログを書いてしまっている私はいいのか!?でも、素直に感じたことをつづっていくとこうなっちゃうのよ。)

HPを訪れていてマンマと電通の戦略にはまってしまっている自分がそこにはいました。

電通のドラマ

音田です。記念すべき150件目の投稿のようです。

ラジオドラマ聞いてみました。
結構長い話だと思ったけど、実際聞いてみると飽きることなく最後まで聞けました。

SONYの企業訪問でも感じましたが、電通で働いている方もまた、大きな夢を追いかけているように感じました。

あと、ラジオという手段を使っている点については、僕はそれほど否定的な意見ではありません。映像とか使っていない分、実際の仕事の様子等が想像できて、それはそれで効果的な気がしました。

最後に気になったのですが、どのメディアにしても広告という手段は大切だと思うんですが、広告はこの先、廃れることは無いのでしょうか?全然想像つかないけど、廃れること無いなら、この先も電通が勝ち続けるという構造になってしまいそうな気がします。

あと、Voicemailの話ですが、Vodafone3G携帯なら海外でも、問題なく使えますよ。この前の授業で出た、企画の統一(IMT-2000とかCDMA2000)が進めばそういう問題もなくなるでしょう。

ラジオからは離れますが、電通のある生活というコンテンツも結構面白かったです。ファーストフードのトレーの広告までも電通が扱ってると言うのには、驚きました。

良いクリエイティブは言葉を少なくさせてしまうんで、これくらいにします。
残りは他の人に託します。

Dentsu Radio

いつまでたっても、ラジオ聞けなかったんですが、やっと何故かきけるようになりました。(BGMが素敵ですね。)
優子ちゃんと同じく、ラジオという旧式のメディアを使っているあたりが逆に新鮮でした。
(あえて、動画(映画)にしなかったのはなぜでしょう?)

自分が猛烈に好きなものを、キャンペーンに使用するということに結構驚きました。
斬新なアイディアと秘策を多くの社員の連携プレーで創造していく、それが様々な視点からみられることにより具体的になっていく…広告会社の仕事の流れがわかりやすくまとまっていて、なおかつ面白いストーリー仕立てでした。
また、タイアップCMも最近増えてきました。タイアップの効果の大きさと、難しさも同時に理解できる内容で興味深いです。
また、広告会社は看板やTVCMだけでなく、イベント企画もすることを実は知りませんでした…

「信じられないようなことが本当に起こるし、デッカイことを起こしていくのが我々の仕事だからな」
なにか壮大な仕事という感じがします。広告会社が人気な理由も納得できます。
広告は流行やブームを作り人々の心を変える、それは市場にももちろん影響がでる、ということは日本(更には海外)全体を巻き込む壮大な仕事であることは間違いないと思います。

このサイト自体が電通に就職したいという学生(または社会人?)向けに作成されているのだと思いますが、やはりターゲット(就職希望者)を見据えて、上手な広告をしていますね!(私もつられてすごい入りたくなってきました笑)

「良いクリエーティブは言葉を少なくさせてしまう。」
とのことなので、言葉少なめです(逃)
電通訪問すごい楽しみになってきました☆
言葉足らずな感じがしますが、このあたりでコメント終わります。

土曜日, 6月 03, 2006

・・・長ッ!

自分でも気づきませんでした・・・。
予想より大幅に幅をとってしまいましたw
読むの大変ですね。すみませんm(__)m

電通のドラマ~ラジオの感想~

まずは電通の企業訪問を実現してくださった金先生ありがとうございます!^^
いままで広告の話題がNewsClippingでも沢山あがっていて、おそらく殆どの生徒の興味が高くなっていたところなので、非常に勉強になると思います。

さっそく、電通ラジオ(発見するのに若干手間取りました。手伝ってくれたゼミ生ありがとうございます!)の感想を書かせていただきます。

正直最初は「ラジオ」という一見古風な手法でびっくりしたのですが、全部聞き終わると、これがラジオであるわけがわかったような気がします。映像つきだったら映像のほうに集中して、大事な「想像」と「内容をよく聞き把握する」という2点がおろそかになるかもしれないからです。テキストはテキストで長いと読む気が失せますからねw

内容は先生も書かれていた通り、広告会社がどういう風に動き、広告がどういうものなのかが具体的例を挙げて説明されています。広告会社の詳細がよくわかりました。
いやしかし!広告って面白いですね。アイデアがアイデアを呼ぶ。もうアイデアの連鎖で企画が出来ていくのです。モバイルと映画がつながり、口コミからオークションの提案、キャラクターの利用からチラシの作成方法、そこから女子高生とボスキャラ・・・(詳しくはラジオを聴けばわかると思うので以下省略)、とどんどん繋がっていきます。そしてそれは多くのTEAM、たとえばCreativeでありPromotionを専門とするTEAMの総合的手腕によって達成されていく過程でもあります。何気なく見やるペットボトルのキャップの宣伝も、広告会社がこんな流れで作っていたなんて、想像も出来ませんでした。

ラジオの音響効果やナレーションの的確な説明が各話を聞くのを楽しみにさせてくれたと同時に、広告の楽しさについて発見できた、とても良いプレゼンでした。
ただ一言「こうすればよかったのでは?」と思った場所があります。それは帰国してからVoiceMailが200件以上届いていた件についてです。この問題は、携帯を世界共通のNOKIAとかVodafoneにすればよいのかなと。そうしたらリアルタイムで聴けるし、レスも早いですしね。でもNOKIAは日本では使えませんでしたっけ?あぁ哀しや・・・日本の携帯の規格が一刻も早く世界共通のになって欲しいです。

以上余談もありましたが、電通ラジオの感想でした~☆

レスポンスの件

金ゼミの皆様

ゼミ員の提案・要請に対するレスポンスは、全員「48時間以内ルール」を守るようにしてください。例えば、今回阿久津さんのバンダイ企業訪問の件でも皆さんのレスポンスの状況を見てみるとガッカリです。自分の仲間が頑張って作ってくれた大切な機会、その実現に直接的な貢献は出来ないにしても、レスポンスくらいしっかりするのが最低限の礼儀ではないでしょうか。皆さんのそういう行動が阿久津さんはもちろん、好意を持って配慮して頂いた先方の方に大変な迷惑がかかるということを認識してください。皆さんは子供じゃないし、ゼミは好きなことをのんびりとやっているサークルではありません。今後より緊張感を持ってゼミ活動に臨んでください。

金曜日, 6月 02, 2006

News Clipping

本当に遅れて申し訳ありません…

毎日新聞
5.29 韓国最新エンタメ事情 他国でのヒットに自信
5.30カーナビのテレビ機能 99%アナログ

です。
韓流が流行した結果、韓国のコンテンツ事業はどのように発展していくのか、
また、カーナビのテレビは実は殆どアナログとく衝撃的な記事を選びました。

カーナビってテレビ見てることの方が多いですよね。

あと、企業訪問の予定送ったんですけど、返信まだの人(行かない人も)メールくれると嬉しいです。
まだ3人しか集まってません(泣)よろしくお願いします。

News Clipping

遅れて申し訳ありません!
自宅パソコンがまた使えなくなりました。

ニュースクリッピングです。

「IP放送 著作権処理を簡素化へ」(5月31日読売新聞)

にします。

電通企業訪問詳細(6月19日)


電通企業訪問、6月19日(月)16:30~で確定しましたので、お知らせします。対応して頂く方は、藤井マサルさん(エンタテインメント事業局 企画業務推進部)と水川毅さん(インタラクティブコミュニケーション局クリエイティブ部)です。水川さんは、電通のリクルートページ、den-navi2007の中にある「電通のドラマ」というネットラジオコンテンツを作られた方です:http://www.dentsu.co.jp/dennavi/main/boshyu_nf.htm
このラジオコンテンツ、広告会社の仕事を理解する上でとても具体性の高い内容構成になっていますので、金ゼミの皆さんはこれを聞いて感想・質問をブログにアップするようにしてください。