重要
皆さん、これからは何があっても言い訳しないようにしてください。少なくともゼミ生活の中では。人間は言い訳を口に出した瞬間、弱くなります。言い訳する人に「進歩」はありません。
このブログは、慶應義塾大学メディアコミュニケーション研究所の金正勲ゼミのメンバーによるブログです。
遅れました、すみません!
一応木曜日なのでアップしておきます(一番乗り?)。
明日のDMC産業論では、スタンフォード日本センター研究所長の中村 伊知哉氏に「デジタルの自分を考えてみる」についてお話して頂きます。貴重なチャンスです!
1.要約
<概要>
個人の豊かさ+技術力の向上(オートメーション、光ファイバーケーブルの普及)+世界の密接化(安い労働力)→→これまでとは違った能力を身につける必要性。
「左脳主導主義思考」の重要度は低下。
・人々が物質的豊かさのみならず感情面を重視する。物事の意味を追求するようになった
・ルーチ―ン・ワークの大部分は途上国で安いコスト(人件費)で行われるようになっている。
・一連の規定作業や反復的手順に分割できる仕事、処理能力しか必要としない仕事
→→機械にやらせればいい! 成績≠成功・幸せ
これからの「コンセプトの時代」に必要な能力
=ハイ・コンセプトな能力やハイ・タッチな能力。
・左脳主導思考に加えた右脳主導型思考が必要な時代。
(全体像をとらえる能力、創造力、共感できる能力、直観、パターン認識)
・六つのセンス(感性):(デザイン、物語、調和、共感、遊び、生きがい)
・アイディアと勇気、行動力、多くの人の意見を聞いて自分の考えをまとめる能力
・目的・意義を追求する能力
<参考>
・日経新聞6月22日 外国人のMBA取得者の受け入れを拡大。
「外国人受け入れを検討する副大臣の作業チームは21日、経営学修士MB取得者やソフト開発に従事する専門技術者の受け入れ拡大を促す提言をまとめた。認定要件の緩和で日本に滞在しやすくする。(略)」
→→これまで議論にあがっていた介護師のみならず、技術面でも外国からの安い労働力の輸入が今後ますます進むのだろう。
・日経新聞6月22日 kDDIが海外で企業向け高速データ通信。
「KDDIは21日、海外で企業向けの高速データ通信サービスを始めると発表した。(略)」
<問題意識>
事実、労働力の輸入や海外への仕事依頼は増えてきている。
私たちは左脳主導思考型人間になるための教育、環境のもとでこれまで育ってきた。
しかし今になってそれだけは足りない、との見方が強まってきている。右脳思考を鍛えるために私たちは具体的に何をすべきなのだろうか。机上での学習ばかりを重要視しがちな私。柔軟な思考、発想をする訓練をどのようにしていけばよいのだろうか。ユーモアは潜在能力なのか、六つのセンスを確実に身につけたい。
“右脳を鍛えるソフト“ や ”センスを磨くソフト“ なんてものが今後流行るかも?
(そんなものがあれば自分も買いたい。)
■■概要■■
1、要約
<概要>
第1部「ハイ・コンセプト(新しいことを考え出す人)」の時代
<要約>科学者たちの間では古くから「左脳こそが人間にとって必要不可欠な半球である」とし、右脳の重要性は否定され続けてきた。しかし、その見解は現在では正されなくてはならない。右脳は物事の「全体を捉える」能力にとても秀でており、その一方で、左脳は「詳細を読みとる」能力に秀でている。これからの時代には、従来から重視され(試験などで用いられ)、社会に恩恵をもたらしてきた「左脳主導思考」だけでなく、それに「右脳主導思考」を加えた、「右脳プラス左脳思考」というものが重要視されるのである。左脳主導思考によってもたらされてきた「豊かさ」は右脳主導思考の存在を要請した。豊かな時代では、合理的、論理的、そして機能的な必要に訴えるだけでは到底、利益を上げることが出来なくなったのである。また、単純作業では機械にその存在意義を取って代わられるようになってしまったのである。つまり、「処理能力」より「想像力」、「技術マニュアルで得られる知識」より「潜在的知識」、「細かい部分にこだわること」より「大きな全体像を描く能力」がますます必要な時代になっているのである。過去150年を3幕仕立てにたとえると「工業の時代」→「情報の時代」→「コンセプトの時代」となるといえる。つまり、体力・精神力頼みの産業から左脳勝負、そして右脳勝負へとシフトしてきているのだ。また、あらゆる職業で、これまで重要とされてきた能力はSATで測ることの出来る能力であったが、コンセプトの時代にはSATで測ることの出来ない「ハイ・タッチな能力」が重要な要素となる。コンセプトの時代に向けて我々は、「左脳主導思考」に加えて、「右脳主導思考」に磨きをかけて、「ハイ・コンセプト、ハイ・タッチ」の資質を身につけていかなければならない。そして、新しい時代にはデザイン・物語・調和・共感・遊び・生きがいの6つのセンスが不可欠になっていく。<感想>確かに今の大学生活の中でも、作業の効率化、コストの最小化を重視して生活しようとしているように思えます。それは定期試験勉強などでは顕著であります。「右脳主導思考」のなによりの価値はこうした、その場面ごとにおける感性、独創性なのだと思います。ただ、作業の効率化、コストの最小化を行うためには、「その方法」を考えるだけでなく、「その方法」を実行するだけの知識がなければいけないのではないでしょうか。右脳偏向主義には同意できませんが、これからの時代には「左脳主導思考」に「右脳主導思考」を加えるというこの本に書かれている内容には同意できました。この本ではビジネスの世界において説かれてきた「左脳主導思考」の重要性に対して、それだけではいけないというメッセージをわれわれに送っているのだと思いますが、その一方でこれを読む学生は逆に「これからは左脳よりも右脳だ」と考え方が偏ってもよくないのだ、ということを感じるべきなのかもしれないと思いました。
<論点>これからの時代では「右脳主導思考」が大切になると考えられるが、あくまで「左脳主導思考」という土台の上に「右脳主導思考」が存在しているのであって、「or」ではなく「and」で捉えるという視点が重要になのではないか?
1. 第一部概要
「私はこの本を訳しながら、まさにわれわれは「第四の波」に呑み込まれようとしている、と実感した。」 ―――大前研一
第1部 「ハイコンセプト(新しいことを考え出す人)」の時代
1.なぜ、「右脳タイプ」が成功を約束されるのか
2.これからのビジネスマンを脅かす「3つの危機」
3.右脳が主役の「ハイ・コンセプト/ハイ・タッチ」時代へ
<1部の概要・概念>
経済のグローバル化・アウトソーシングにより「M型社会」になる
(現状に関するkeywords:豊かさ、アジア、オートメーション)
①「よその国、特に途上国でできること」は避ける
②「コンピュータやロボットにできること」は避ける
③「反復性のあること」は避ける
⇒従来の左脳型ホワイトカラーの危機
⇒創造性(イノベーション・クリエイティブ・プロデュース)という能力が必要不可欠
⇒「右脳主導思考」「ハイ・コンセプト、ハイ・タッチ」の資質を身につけ、「突出した個人」になるべし
「右脳主導思考」
・左脳は「逐次的」に処理し、右脳は「全体的、瞬時に」処理する
→右脳は複数の要素を同時に見て全体を把握する、理解することができる(ex.表情)
・左脳は「文」を、右脳は「文脈」の処理を得意とする
→左脳は「何が」話されたかを扱い、右脳は「どのように」話されたかを扱う
・左脳は詳細を分析し、右脳は「大きな全体像」としてとらえる
「コンセプチュアル社会」の到来
そのためには…自分とは全く対極的な人とも語り合って物事を創造していく工夫を。
なぜなら、グーグルで検索できる知識は基本的に無料で価値がない。
みんなの意見をたくさん聞いてそれを消化した上で、「自分はこう思う」という仮説を立てて仕事をできることが重要。
「処理能力」より「創造力」、「技術マニュアルで得られる知識」より「潜在的知識」、「細かい部分にこだわること」より「大きな全体像を描く能力」がますます必要に。
「ハイ・コンセプト」:
パターンやチャンスを見出す能力、芸術的で感情に訴える美を生み出す能力、人を納得させる話のできる能力、一見ばらばらな概念を組み合わせて何か新しいものを構想や概念を生み出す能力、など
「ハイ・タッチ」:
他人と共感する能力、人間関係の機微を感じ取る能力、自らに喜びを見出し、また他の人が喜びを見つける手助けをする能力、そしてごく日常的な出来事についてもその目的や意義を追求する能力など
<感想>
最近なんとなく言われてきていたことが、1冊でクリアにまとめられていると思う。また、右脳だけが重要、左脳が論理的で全く必要ないというような誤解を招かないように細心の注意を払って書かれていると感じた。
それぞれの領域の知識をただ増やすだけではダメだというのは、以前からゼミで繰り返し言われてきていたことで、同意できる。しかし、分野を統合して全体を見なければならない、創造性が大事、という流れに気づいている人がどれだけいるかは不明だ。未だに日本では資格信奉が強いが、今後10年以内には確実に大きな構造の変化が起こると思う。特に日本では大前研一さんが訳したことによって、この本への注目が高まったのではないか。アマゾンの書評を見ても、「情報時代」から潮流が変わったと指摘する声は大きい。
まともな給料をもらってよい生活をしようと思った時に、機械のように単純作業を繰り返さなければならないのではない、という点は良いことだ。しかし、個人がそれぞれ「新しいこと」を考え出す時代になるというのは、いろいろなダイナミックな動きがあって面白い反面、恐い部分もある。それが恐いからこそ、今努力するのだろう。
本書で指摘されているようにいくら創造性が大事になっても、考えているだけで何も行動しない、「ハイ・コンセプト」なアウトプットのない人はダメなのだと自分をいましめたいと思う。
<論点・ポイント>
・ どれほどの速さで「M型社会」は到来するのか。ほんとにそうなるのか?(人々は既得権益を守ろうとするし、それを破ろうとする者がルールを破ったりする)
・ モーツァルトを聞き、人と話し考えることでしか右脳主導思考は鍛えられないのか?
・ 介護ロボットや絵を描くプログラム(AARON)などが生まれていて、コンピュータの侵食は著しいが、人の心を動かす中身、分野の統合などの新しいことは当分コンピュータにはできないだろう。
~概容~
毎日新聞 6月12日
読売朝刊 6月14日 「映画「海猿」大ヒット ドラマとの連動に新機軸 目立つTV局主導」
輪読のレジュメが出来たのでUPします。
ちょっと今週はPOPな感じで行きたいと思いますw
競争と公益性・公共性についての話題が多いようなので、少し古いですが、ネットの中立性についての記事を取り上げたいと思います。アメリカのニュースですが、日本のNTTやNHK問題とも共通する課題があるようです。
遅くなりました、すいません。
今週のNCです★
遅くなってごめんなさい><
6月19日、電通に企業訪問してきました。
通電(?)されたコメントを挙げます。
今日はゼミで電通訪問に行ってきました★
電通に企業訪問しました。
生井さんのポスティングにも言及があったスタンフォード日本センター研究所長の中村 伊知哉さんですが、最近日本のポップパワーに関する本を出しました:
遅くなりましたが、news clippingです。
連続投稿です。
現在、IP放送は有線役務利用放送(公衆によって直接受信されることを目的とする有線電気通信の送信であって、その全部又は一部を、電気通信事業を営む者が提供する電気通信役務を利用して行うものである)として、制度化されている。
NCreview :ボーダフォンが電子コミック第一話を期間限定無料配信
-内容-
元記事
ヨリモという読売新聞が6月1日から始めた無料の会員制サービス
今日はメディアコム親睦会でした。
僕の出身ハワイについて、デイリーポータル@niftyに紹介されたので、リンクはっておきます。
遅くなって申し訳ありません。
多忙な一週間がおわり、今週末は水泳の大会、来週末も水泳の大会。
というわけで本題です。
たまたまNCの話題ネタのために日経NETを読んでいたら、
今週のホットなニュースと言えば、これですよね。
来週のゼミでは、モバイルコンテンツ事業、特に電子書籍について紹介しようと思います。
6月5日の月曜日、嬉しいサプライズがありました。
本当に驚きました。超大物なのに、突然のゼミ参加。
月曜日のゼミに古川享さんが来られました。
昨日のゼミではゲストが来て下さいました。
音田です。
家のパソコンがなぜか音声が聞けないうえに、学校のパソコンが調整中であったので、テキストを読んだ上での感想を書きたいと思います。
さすが、コミュニケーションのプロ集団。
電通のHPにアクセスしてみました。
音田です。記念すべき150件目の投稿のようです。
いつまでたっても、ラジオ聞けなかったんですが、やっと何故かきけるようになりました。(BGMが素敵ですね。)
まずは電通の企業訪問を実現してくださった金先生ありがとうございます!^^
金ゼミの皆様
本当に遅れて申し訳ありません…