このブログは、慶應義塾大学メディアコミュニケーション研究所の金正勲ゼミのメンバーによるブログです。

火曜日, 6月 20, 2006

電通で通電

通電(?)されたコメントを挙げます。

「いまの時代のCreatorは、一つの部署に固定するのではなく、営業などから低コスト・売り上げの重要さを学び、コミュニケーション能力を上げてTEAMプレイで新しいものを創造していくべき」
水川さんという、最初コピーライター→営業→プロデューサー→Internet関連→CreativeSupervisor
という経歴を経験された方ならではの見解でした。いままでのコピーライターのイメージががらりとくずれました。電通のHPの「電通ラジオ」も、実は社内からの「低コストで目新しく、メッセージがよく伝わるものを」という注文に的確に沿うことから出発したものです。結果的に効果的で創造的なものが出来ました。

「電通には社内市場がある」
これは電通の社内体制について藤井さんが説明されていたときのことです。電通のなかでは、①スポンサーと連携している営業部門と、②MEDIACONTENTと連携しているMEDIACONTENT部門があります。①は普段スポンサーから要請をうけて、効果的・経済的なMEDIA媒体を探しますが、②はその媒体を出来るだけ高く買ってくれるスポンサーを探します。一見双方の出発点は逆ですが、社内市場で混ざり合う事で、より能率的で創造的なビジネスが成り立っていくそうです。
社内ですごい競争がある、凄いなー、とぼーっと超高速で降りてくるエレベーターを眺めながら思いました。エレベーターがのんびり降りてきたら競争には邪魔なのでしょうね。

いや、しかし金ゼミでやっている「創造性、あたらしいものを創りだすMIND」というのが頻繁に議論で出てきました。広告業界も、これからがらりと変わるMEDIA市場において、新しいビジネスをつくろうとしています。従来の広告業界のイメージが大きく変わった一日でした。

・・・通電続行中・・・