このブログは、慶應義塾大学メディアコミュニケーション研究所の金正勲ゼミのメンバーによるブログです。

火曜日, 6月 13, 2006

NC review<毎日新聞 韓流ドラマがもたらしたもの>

-内容-
日本でのブーム韓流以降、韓国は積極的にコンテンツの海外展開を図っている。
また映画の「スクリーンクォーター制度」(流入する海外映画から韓国映画を護るためにつくられたもの。現在ではそれが韓国映画の衰退につながると指摘されている)の縮小もはじめ、政府支援のもと韓国は映画やドラマの育成に力をいれている。
また、世界進出のために言語が必要ない演劇(ナンタなど)新しいコンテンツの企画も思案している。
韓国はもともとマーケット規模が小さいので、世界中の人々に共感してもらえるようなコンテンツを制作し、海外でのマーケット規模を広げたいと熱意を入れているのであった!

-論点-
世界中の人々にうけるようなコンテンツ(映画やドラマ、アニメなど)はアメリカ製のようなストーリーが単純で善悪のはっきりついたヒーローものが多い。
グローバルとローカル(自国文化)は相反するものなのだろうか?
しかし、日本のコンテンツは非常に複雑な内容であり、奥が深いが、世界中で絶大な人気を誇っている。つまり、グローバルな市場であってもローカルな面をだすとヒットするという現象もあるのだ。
これからのコンテンツ制作には「グローカル」な視点がとても重要なのではないだろうか(とても個人的な意見です)。
(また、文化・人材育成・ファイナンスの法改正など色々な事象がコンテンツに影響を与えているのは言うまでもありません)