12月18日のゼミ
今日のゼミではChris Anderson著「ロングテール」の輪読の続きを行いました。
今日の議論での大きな柱は「Scarcity」と「Abundance」でした。
「Scarcity」が重要であった従来の経済活動から「Abundance」が重要な経済活動へと変化している。これはインターネットによる無限大の商品陳列棚の中から、自分の趣向に合致した商品を選ぶことができる、というamazonのモデルを例にとって説明することができます。
このモデルの話のときに従来のものとして、人々は自分の趣向に近いヒット商品に近づくことがあるのではないかという話が出てきたのが印象的でした。
この論理に従えば、ヒット商品(の全部ではもちろんありませんが)は人々の最大公約数的なものであったのかなという気がしました。
仮に10・15・20といった趣向(数字に意味はないです)をもった3人がいるとして、この3人に共通した趣向にはそれぞれに含まれる5である。
そうすると、5という属性をもった商品が必然的に希少性のある世界では商品陳列棚(消費者の趣向に割と合うから)に並び、多く売れる(趣向に割と合うから)といえる。
しかし、豊饒性の実現された世界では、10・15・20といった趣向はそのまま反映され、それぞれが自分に合致した商品を得られるようになる(なった)といえるのではないか。
非常にわかりづらい例ではありますが、こんなこと考えてました。
あ、あと青山君が持ってきたTIME誌の選ぶ「今年の人」に関する記事面白かったですね。
昨日見て気になってはいました。
さっそくwikipediaには記述がなされています。
気づいたら4時半ですね。
それでは!
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