このブログは、慶應義塾大学メディアコミュニケーション研究所の金正勲ゼミのメンバーによるブログです。

水曜日, 11月 15, 2006

NC:儲かる動画共有サイト

映像共有サイトRevver.comが人気ビデオクリップの広告収入を映像制作者と分け合う手法で急成長する映像共有業界を今大きく揺り動かしている。http://japan.cnet.com/special/story/0,2000056049,20314887,00.htm

この動画共有サイトは制作者に対しても報酬を払うそうで、なんとつい先日音田くんが投稿していた映像「The Diet Coke & Mentos Experiment」を制作した2人組には、7月にRevverから3万5000ドルが支払われていたそうな!

つまり制作者と売り上げを分け合うのです。ですがこれはコミュニティ性を損うor報酬を支払う余裕のない大部分のサイトはどうするのかといった批判をうけているそうな。でも私としては動画共有サイトがたくさん乱立されていても無駄だと思うので、いずれ淘汰されていくのが自然な流れのように感じます。

経営者のStarr氏の「YouTubeの買収が証明したのは、創造性は1カ所に集めることができ、しかも莫大な金額で取り引きされるということだ」 という指摘はもっともだが、それが今後も頻繁に続くかどうかは不明。ですが、元タレントエージェンシーとして活躍していたStarr氏は「アーティストは正当な報酬を得るべき」という信念を持っており、それは今後のコンテンツ産業を育てていく上で大事な指摘であると思います。彼は「Webでは芸術を無料で交換するものだとする意見を否定し、エンターテイナーの才能を無償で享受しようとする人は、彼らを搾取しているに過ぎない」といっています。昔は無料の意識が強かったけれども、ネットの可能性が広がり、新しいmediaの一部として存在する現在・より強力に広範になっていく未来においてこの指摘は正しいと思われます。

以上興奮気味な小川でした。。(You Tubeのあとにもうこんなモデルが颯爽と登場か、やっぱり速いよUS)