このブログは、慶應義塾大学メディアコミュニケーション研究所の金正勲ゼミのメンバーによるブログです。

水曜日, 9月 27, 2006

News clipping from Red Herring

月曜のゼミでは、「知識じゃなくて、ものの考え方・論理を考える」ということと、「優先順位をつける」ということが印象に残りました。
詳しいことは2人が書いてくれたので、ニュースについて。

たまには英語のニュースを扱ってみよう、ということでまずはRed Herringから。NYTimesとかWallStreetJournalよりもテクノロジーとかビジネスの記事が多い媒体(技術経済雑誌)で、日本のメディア関係の方もチェックしているようです。

下は適当な要約です。ちょっと読みにくいかも。。良かったら原版を見てみて。

【Digg Founders Go to Next Thing】 September 25, 2006
Social news site founders launch video production project as full-fledged company.

Diggの創設者が本格的に立ち上げた、IPTV用の動画制作会社Revison3に$875,000のエンジェル投資が行われた。(YouTube とソニーミュージックの提携の動きを見て、オンライン動画サイトの広告収入のめどが立ち、この分野投資対象として成熟したという判断があったのか?)

動画投稿サイトが乱立し、先駆者以外の多くが淘汰されると見られる中、Revision3はプロフェッショナルでスポンサーのついた動画をつくる事業を展開する。このビジネスモデルは50年代の頃と変わらない。オンデマンド、オンラインのコンテンツの将来を見込んで、スタジオを作ることも計画している。

番組は、スポンサーの商品の名前を冠しているものの、それについて冗談をいったり茶化したりするような内容で、中には一週間に250,000ビューを記録する人気の番組もある。ダウンロードして、i-tunesやgooglevideoなどにpodcastすることも可能。将来、人々が邪魔な広告を見なくなるとすれば、若くてコアなユーザーを対象に、わざわざ見たい・人に見せたい広告をつくることが必要との考えがある。

【Ads: Microsoft Offers House Blend】 September 25, 2006
Redmond to offer marketers wide range of options including Xbox and mobile phones.

MSが、その巨体を生かした新たな戦略を月曜日、発表した。
長期的に、広告を表示できる媒体を増やし、幅広い層に向けてアピールできる広告プラットフォームを提供する考え。具体的には、Xboxのゲーム画面、ケータイやPDAのトップページやミュージックプレイヤーにも将来広告を表示できるようにする計画だ。
多くの予算を投入するなど、最近、ネット広告にMSが力を入れている姿勢が伺える。
現在、オンライン検索のトラフィックの約半分をグーグルが、約4分の1をヤフーが持っており、MSのシェアは10%程度。

☆おまけ
【YaWho? Identity Crisis for Yahoo】 September 25, 2006 Print Issue
Switching gears, portal bets on search and social media, struggles to fend off Google.

かつての栄光からなぜヤフーが転落したのかを分析。メディア企業になろうとしている間に大事なところをグーグルの技術にとられた、というのが主張。また、最近のヤフーのギアチェンジとソーシャルメディアへの注力について考察。その姿勢が、ただ流行を追いかけているのか、新たなヒットの種なのか、意見がわかれている。

・Facebookが10億ドルで買収されるかも 
・Myspaceがアメリカのティーン向け雑誌SEVENTEEN編集部と協力して、保護者や学校向けにオンラインの安全ガイドを提供。(アリゾナでの殺人依頼事件を受けて)
などなど、月曜にも話題になったSNS関係のニュースもちらほらありました。
三田祭に関して動きがあったので、それについては次の投稿で。