このブログは、慶應義塾大学メディアコミュニケーション研究所の金正勲ゼミのメンバーによるブログです。

水曜日, 5月 24, 2006

TV番組の第二次、三次利用が難しいワケ

お台場のハイテク・近未来的なイメージを全く裏切らないフジテレビの本社(大道具エリアを除くw)。
中の詳細は下で述べられている通りだが、ひとつ、塚本さんが考案した「円卓」をつけたしで書いておこうと思う。TVで報道を始める前のスタッフmeetingでは、出演者や制作人全員で円卓を囲む。ここで丸いテーブルというのは、縦型(=一通、端と端が遠い)と比較してコミュニケーションがとりやすいので効果的なのだ☆
さて、タイトルにもしたコンテンツの多次利用についてだが、今回の企業訪問で私がもっとも印象に残ったのは著作権のことである。いままで具体的な想像ができなかった著作権について(←無知は私だけかもだが)塚本さんが解り易く解説をしていたので掲載する。
著作権とは、コンテンツを流す側の流通を妨げるものである。なぜなら流せば流すほど、そのコンテンツを作った脚本家やBGM制作者、俳優などなどにお金を配分せねばならず、最終的に利益が手元に残らないからだ。なのでOnDemandも第二日テレも伸び悩むし、映画会社は多次利用に非積極的である。法が変わるのか、これから各業界で協定を結ぶのか、どうにかして今後コンテンツの利用方法を考えないと、新しいプラットフォームや端末が開発されてもその上に載せるコンテンツがない。
どうする俺!どうするっ?!である・・・

こういった話が非常に身近なものとして考えられるようになった訪問であった。

1 Comments:

Blogger 大井あゆみ said...

著作権については、私ももっと知りたいなーと思っているところです。

著作権をあまりに軽くしちゃうと、つくる側の人がそれだけでは生活できなくなって、コンテンツのレベルを維持することが難しくなるのかなと思う。
垂直統合から水平分業へ移ったら解消される問題なのかな??

アメリカのように、コンテンツごとに著作権をまとめて管理するプロダクション?みたいなのが必要なのかも。
コンテンツが増えていく中で、いいものを探してきて、どういう順でどういうメディアを使って人に届けていくのかをプロデュースする人とか。

よくわかってないのに、長いコメント書いてごめんねー。もっと勉強しなきゃ。。

1:07 午前

 

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